伊女優ダリア・ニコロディさん死去　ダリオ・アルジェント監督とのタッグ作で活躍

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「サスペリア PART2」や「インフェルノ」などダリオ・アルジェント監督作品の常連女優であり、脚本家としても知られるダリア・ニコロディさんが亡くなったことがわかった。娘で女優のアーシア・アルジェントが11月26日（現地時間）、自身のInstagramで公表した。享年70歳。死因は明らかにされていない。

ニコロディさんは、伊フィレンツェ生まれ。テレビで女優としてのキャリアをスタートさせ、巨匠フランチェスコ・ロージの「総進撃」（1972）で銀幕デビューを果たした。1974年にダリオ・アルジェント監督と出会ったのち、「サスペリア PART2」（78）をはじめ、「インフェルノ」（80）、「シャドー」（82）、「フェノミナ」（85）、「オペラ座・血の喝采」（89）など、数多くのアルジェント監督作品に出演。女優として活躍するかたわら、「サスペリア（1977）」ではアルジェント監督と共同脚本を手掛けた。

プライベートでは、アルジェント監督と交際し、75年に娘アーシアをもうけたが、85年に破局。女優となったアーシアとは、アーシア自身が監督を務めた「スカーレット・ディーバ」（2002）、アルジェント監督がメガホンをとった「サスペリア・テルザ　最後の魔女」（07）などで親子共演を果たした。

このほどアーシアは、自身のInstagramに若き日のニコロディさんや、家族の思い出の画像を投稿。「最愛の母よ、安らかに眠ってください。いまあなたは偉大な魂とともに自由に飛び立ち、もう何ごとにも苦しむことはありません」「私はあなたの最愛の孫たちのために、何よりも私が悲しむ姿を見たくないであろうあなたのためにも、前を向こうと思います。あなたがいない世界では、私は唯一の拠り所を失ってしまったと感じるのです。私はあなたを知り、愛してくれた人々のそばにいます。私はずっとあなたのアーシアです」とコメントを添えている。