山西竜矢監督「彼女来来」に前原滉、天野はな、奈緒が出演 行定勲監督がコメント
2020年11月19日 18:00
演劇ユニット「ピンク・リバティ」代表で、劇作家・演出家として活躍する山西竜矢のオリジナル企画による初長編監督作品「彼女来来」の特報映像(https://youtu.be/FoNpkb5vPho)が公開された。
主人公は、都内郊外のキャスティング会社で働く30歳の男・紀夫。交際三年目になる恋人・茉莉と穏やかな毎日を送っていたが、ある夏の日、家に帰り、窓から差し込む強い日差しを目にした瞬間、奇妙な感覚に襲われ、気づくと茉莉の姿はなく、代わりに見知らぬ若い女・マリがいたという物語。メインキャストには、前原滉、天野はな、奈緒ら若手実力派俳優が集結。他に、村田寛奈、上川周作、中山求一郎、山口森広、葉丸あすか、大石将弘、神戸誠治、千葉雅子が出演。音楽は関西の異色人気バンドVampilliaのバイオリニストとして活動する宮本玲が担当する。
紀夫を演じた前原は「山西さんにも、同年代の情熱溢れる最高なスタッフさんたちにも、素晴らしい共演者の方々にも、たくさん助けてもらいました。無事に撮り終えることができた今、この最高のチームが作った映画がどうなっているのか楽しみで仕方ありません」とコメント。マリを演じた天野は「見る人によって受け取り方も様々な映画になっているんじゃないかと思います」、茉莉を演じた奈緒も「二人の“まり”と主人公・紀夫が行き着く道を是非見届けてください」と述べている。
また、行定勲監督と文筆家・佐々木ののかが本作にコメントを寄稿。行定監督は「山西竜矢作品に潜む予兆のようなものが好きだ。これまでも、劇場で何度も目の当たりにしてきたそこにある不気味さや不可解さ。描かれる人間の奥底を一旦のぞき込むと得られる安堵感が不思議で。そんな曖昧なものを表現しようとする彼の感性が今後も楽しみでならない。次は何を見せてくれるのだろう」、佐々木は「山西さんが見せてくれる“不条理”は、まるで今生を映す鏡のようです」などと山西作品の世界を評している。
なお、本作の完成、そしてMOOSIC LAB「JOINT」2020-2021でのお披露目後、2021年内の国内外での公開に向けて「劇場公開支援プロジェクト」(https://motion-gallery.net/projects/kanojorairai)をクラウドファンディングサイトのMotionGalleryでスタートした。
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