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松岡昌宏、WOWOWドラマ初主演! 秘密主義のプロ集団“ジンイチ”を描く「密告はうたう」21年放送

2020年11月10日 05:00

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緊迫のハードボイルドサスペンスで新たな境地に挑む!
緊迫のハードボイルドサスペンスで新たな境地に挑む!

「TOKIO」の松岡昌宏が、伊兼源太郎氏の傑作警察ミステリー小説をWOWOWでドラマ化する「連続ドラマW 密告はうたう 警視庁監察ファイル」に主演することがわかった。WOWOWドラマ初出演となり、4万人を超える警視庁職員の不正を突き止める警視庁人事一課(通称:ジンイチ)監察係に所属する警察官・佐良正輝役を演じる。

新聞社勤務などを経て、第33回横溝正史ミステリ大賞受賞作「見えざる網」でデビューを果たした伊兼氏。人間ドラマを巧みに織り込んだ社会派作品を数多く手掛け、今年の5月からは、4カ月連続で新刊が刊行されるなど、今最も活躍しているミステリー作家のひとりだ。原作の題材となった「ジンイチ」は、警察内部の規律を守るため同じ警察官を疑い、見張り、時には告発する「警察の中の警察」。孤独にして秘密主義のプロ集団だ。

佐良は、ある事件の捜査中に後輩刑事を殉職で失い、捜査一課から「ジンイチ」に異動。同僚からは裏切り者と敵視されながらも孤独に業務をこなすが、一通の密告文に端を発して、かつての同僚・皆口菜子の監察を命じられることに。皆口の尾行(行動確認)を進めるうちに、ある未解決事件の真相と、警察内部に潜む深い闇に辿り着く。「ジンイチ」による監察対象の行動確認(通称:コウカク)は、本来尾行のプロである身内の刑事たちにも気づかれない高い技術が必要。本作では、緊迫感あふれる「コウカク」シーンも見どころとなる。

「密告はうたう 警視庁監察ファイル」(実業之日本社文庫刊)
「密告はうたう 警視庁監察ファイル」(実業之日本社文庫刊)
(C)2019 伊兼源太郎/実業之日本社

松岡は「題材にとても興味がわき、久しぶりの社会派ドラマで、かつ初めてのWOWOWドラマ作品ということもあり、自分の新しいステップになればいいなという思いを感じて参加させて頂きました」とオファーを快諾。脚本については「一筋縄ではいかない、組織の闇みたいなものを感じました。佐良という男が背負っている、様々な苦しみや葛藤、そして周りを取り巻く人間関係、様々な謎に包まれている作品だと思います。時代と共に、変わっていく佐良という男の考え方、物の捉え方、その辺りにとても深いものを感じます」と語り、視聴者へメッセージをおくる。

松岡「とてもリアルで、変に飾らない、まっすぐ正面から捉えた作品になっていると思います。現場も色々と試行錯誤をし、監督をはじめスタッフ、キャストで何度も何度もディスカッションを重ね、その場その場でそのシーンを大切に作っています。見ていただく方々にそのリアリティが伝わると信じて、作品に挑んでおります。1人でも多くの方に見て頂けたら嬉しいです」

原作の伊兼氏は「ドラマ化の打診を受けた時、何かの間違いだろうと驚きました。小説では内面描写を多用していますし、警察の監察係という舞台も一般には馴染みの薄い世界だからです。しかし話が進むにつれ、驚きは期待感になり、胸が高鳴りました。圧倒的な熱量の企画書、時間を忘れて読みふけった脚本、小説執筆時のイメージ以上に登場人物像にぴたりと合致する松岡昌宏さんをはじめとする豪華キャスト陣――。そこに襲ってきたのが新型コロナの流行です。予定通りのスケジュールで制作すると聞いた際は、関係者の方々が無事に撮影を終えられるのを祈るばかりでした」と述懐。「信じたい相手を信じられない状況に置かれた場合、人はどんな行動をとれるのか。キャストとスタッフの皆様が作り上げる『密告はうたう』の映像世界を観るのが、今から楽しみでなりません」とコメントを寄せている。

「連続ドラマW 密告はうたう 警視庁監察ファイル」は、「連続ドラマW 殺人分析班」シリーズなど数多くのクライム・サスペンス作品を手掛けてきた内片輝が監督、「連続ドラマW 悪党 加害者追跡調査」の鈴木謙一が脚本、「見えない目撃者」の大間々昂が音楽を担当。WOWOWプライムにて、21年放送予定。全6話。第1話は無料放送。

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