バズ・ラーマン監督、ディレクターズカット版「オーストラリア」を準備か
2020年11月7日 10:00

ザック・スナイダー監督が米ストリーミングサービスのHBO Max向けに計4時間にも及ぶディレクターズカット版「ジャスティス・リーグ」(原題:Zack Snyder's Justice League)を準備するなか、バズ・ラーマン監督もディレクターズカット版「オーストラリア」を米Hulu向けに準備しているという噂が流れている。
「オーストラリア」は、第2次世界大戦前の雄大なオーストラリアを舞台に、英国貴婦人(ニコール・キッドマン)とカウボーイ(ヒュー・ジャックマン)の旅を描くロマンスアドベンチャー。製作費1億3000万ドルに対し、世界累計興行収入2億1178万ドルと興行面では失敗している。
このほど、ニューヨーク・タイムズ紙のカイル・ブキャナン記者が、「2008年の『オーストラリア』を、バズ・ラーマン監督がHuluの2021年のミニシリーズとして再編集しているって聞いたのだけれど、みんな知っていた?」とツイート。関係者からの正式発表はない。
なお、「オーストラリア」に関しては、テスト試写の結果が悪かったことを理由に、配給の20世紀フォックス(当時)がラーマン監督の意向に沿わない形で再編集を施したとも言われている。トム・ロスマン会長(当時)はこの噂を否定しているものの、もし事実だとすれば、ラーマン監督がストリーミングサービス向けに完全版を披露する可能性はある。いまや、20世紀フォックスはディズニー傘下で20世紀スタジオと改名しており、ディズニーのストリーミングサービスのなかで「オーストラリア」のような大人向けコンテンツの配信となると、Huluが妥当となる。
クエンティン・タランティーノ監督も、2015年の密室劇「ヘイトフル・エイト」にフッテージを追加し、Netflixでミニシリーズとして配信すると発表している。今後、このようなケースが増えてくるかもしれない。
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