森山未來×北村匠海×勝地涼の身体能力が光る 「アンダードッグ」ボクシングシーンのメイキング公開
2020年10月27日 12:00
武監督だけでなく、「百円の恋」の脚本家・足立紳、同作のプロデューサー、音楽、撮影、照明、美術が再結集した本作。“咬ませ犬”として踏み台にされながらも這い上がろうともがく崖っぷちボクサー・末永晃(森山)、児童養護施設で晃と出会い、ボクシングに目覚める大村龍太(北村)、テレビ番組の企画でボクシングの試合に挑む宮木瞬(勝地)のドラマが、リング上で交錯していく。
俳優のみならずダンサーとしても国内外での活躍の場を広げる森山は、持ち前の身体能力の高さに加え、クランクインの1年前から開始したストイックなトレーニングを経て撮影に参加した。メイキング映像では、本番カメラが回っていない間も黙々と筋トレに励み、ミット打ちの練習シーンでは迫力のあるパンチを打ち込んで鈍い音を響かせるなど、終始真剣な表情で撮影に挑む姿がとらえられている。
クランクイン前に体重を8キロ落としたという北村は、「百円の恋」に続きボクシング指導を担当した松浦慎一郎とともに、瞬発力のある龍太のステップを細かく確認しながら、スピード感あふれるシャドーボクシングを披露。勝地は、ジムの先輩役であり、実際にプロボクサーかつトレーナーライセンスを取得している「ロバート」の山本博との撮影風景が映し出され、宮木らしいボクシングシーンが組み立てていく様子が切り取られている。
武監督は「森山未來さんの身体能力は素晴らしく、彼がいなければ成立しなかった作品です。晃はプロボクサーという設定がありますから難しかったと思いますが、あれだけ動ける人は稀です。北村匠海君の運動神経と反射神経には驚かされました。勝地涼さんの練習したアッパーカット宮木スペシャルは、練習の成果が出ていました」と、キャストたちを絶賛。
さらに「彼らの献身的なトレーニング姿は我々スタッフの力となり、作品の推進力となっています。そのため、タイトル『アンダードッグ』が『負け犬』という意味ではなく、人間の持つ底力、人間力の可能性を知らしめるタイトルへと変貌する作品に仕上げることが、僕の使命だと考えています」とキャストの熱演に応えるべく意気込んでいる。
「アンダードッグ」は前編、後編として、11月27日から東京・ホワイトシネクイントほかで全国公開。第33回東京国際映画祭のオープニング作品としても上映され、配信版が2021年1月1日からABEMAプレミアムで配信スタートとなる。
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