石田ゆり子&清原果耶、母娘の衝突を熱演 「望み」本編映像
2020年10月21日 12:00
本作は、「クローズド・ノート」「検察側の罪人」の雫井脩介氏による小説を映画化。「愛する息子は殺人犯か、それとも被害者か」という“究極のシチュエーション”に置かれた石川家の運命を描き出す。堤真一が主演を務め、岡田健史、加藤雅也、市毛良枝、松田翔太、竜雷太らが共演している。
公開されたのは、行方が分からなくなった規士(岡田)が何かしらの形で事件への関与していることがわかり、家族の生活にも大きな影響が出始めたことで、それぞれの“望み”が交差するシーン。規士の妹・雅(清原)は「なんで私がお兄ちゃんの犠牲にならなきゃいけないの」と戸惑う様子を隠せない。そんな雅を諭そうとする母・貴代美(石田)だが、「お母さんは私よりお兄ちゃんの方が大事だから」と反論する。感情的になる雅と相対して、覚悟を決めた貴代美の母としての強さを映し出した場面となっている。
原作者の雫井氏は、映画化の企画が進む過程で堤監督らに「貴代美の存在が鍵になる」という考えを伝えた。貴代美像を伝えたことで、意見が逆に働いてしまうことも危惧したそうだが、完成作品を見て「石田ゆり子さん演じる貴代美は、まさに絶妙だった。台詞一つ一つに母性がにじんでいて、過剰でないがゆえに耳に届きやすく、共感せずにはいられない」と絶賛している。
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