のん&橋本愛「私をくいとめて」で朝ドラ以来の再共演! 「これ以上ない相手でした」
2020年10月20日 07:00
橋本愛が、大九明子監督の新作「私をくいとめて」に出演していることがわかった。主演・のんとは、NHK連続テレビ小説以来7年ぶりの共演となった。あわせて、本予告(https://youtu.be/f2XAxI-MPEM)と本ビジュアル、メイキング写真もお披露目された。
芥川賞作家・綿矢りさ氏の原作小説を実写映画化。30歳を越え、おひとりさまもすっかり板についてきた黒田みつ子(のん)の脳内には、相談役「A」がいた。人間関係や身の振り方に迷った時は、もうひとりの自分「A」がいつも正しいアンサーをくれる。「A」と一緒に平和なおひとりさまライフがずっと続くと思っていたある日、みつ子は年下の営業マン・多田くん(林)にうっかり恋をしてしまう。
橋本が演じるのは、イタリアに嫁いだみつ子の親友・皐月役。映画オリジナルの設定として、妊婦という設定が付与されている。のんとの久々の共演について「あまりに久しぶりで、最初はとても照れました。それに、昔の私は相当やりづらかっただろうなという、懺悔の気持ちを常に持っていました(笑)」と説明。「でも今回、役としてお互いが目を合わせたときの、電気が走るような、心が通じる感覚。鮮烈でした。声を発して会話しづらい中、心の会話の気持ちよさを強く感じました。超超楽しかったです」と思いの丈を述べている。
のんも橋本と同様に「かなり久しぶりに共演させていただいたので、とてつもなく照れました」と胸中を吐露。「最初は、目を合わせただけでドキドキしちゃうくらい恥ずかしかった! その時の私は、好きな人にうまく話せない男の子のようでした。でも、愛ちゃんの方から本読みをしたいと声をかけてくれて、みつ子と皐月のやりとりで心を通わせることができたように思います。そして何と言っても再び親友役。これ以上ない相手でした。楽しかった!」と振り返っている。
橋本は、自身が演じる皐月について「原作で描かれた人間性をベースに、映画ではもっとみつ子との関係性に特化して、また一番今の時代が投影されるキャラクターになりました」と話す。「傍からは幸せに見える条件が揃ったような人でも、内実不安や恐れに毎日襲われていて、その弱さが見えたとき、みつ子を救うといいな、と。監督とは、みんな生まれながらのおひとりさまなんだ、という話をして、その言葉を大事に抱えて最後まで演じたつもりです」とコメントを寄せている。
予告編では、みつ子が多田くんとの恋に一喜一憂する姿に加え、脳内相談役「A」に自虐やぼやきをさく裂させる。映像終盤では、心乱されたみつ子が、感情をぶちまけながら涙を流す姿も収められている。また劇中歌として、大滝詠一の名曲「君は天然色」が使用されていることが判明。映画のために5.1chサラウンドでニューミックスされている。
「私をくいとめて」は、12月18日に全国公開。また、第33回東京国際映画祭(10月31日~11月9日)のTOKYOプレミア2020部門での上映も決定しており、11月5日に行われる舞台挨拶には、大九監督とキャストの登壇も予定している。
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