米ディズニー、劇場公開よりDisney+を優先か 動画配信サービス成長にあわせ組織再編
2020年10月15日 09:00

米ウォルト・ディズニー社が自社ストリーミングサービス「Disney+」の急成長を踏まえ、メディアおよびエンターテインメント事業の大規模な組織再編を発表した。新型コロナウイルス感染拡大の収束が見えないなか、同社の運営体制を従来の劇場公開モデルからDisney+での配信を優先するモデルに移行しているようだ。
ディズニーは先日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で劇場公開を見送った実写版「ムーラン」に続き、ピクサー最新作「ソウルフル・ワールド」(ピート・ドクター監督)もDisney+で配信すると発表したばかりだ。
今後、劇場映画やDisney+などのストリーミングサービス向けの映画、ドラマ制作はスタジオ・コンテント(Studios Content)部門、ストリーミングサービスやテレビネットワーク向けの一般番組作りはジェネラル・エンターテイメント・コンテント(General Entertainment Content)部門、スポーツ番組はESPN & スポーツ・コンテント(ESPN and Sports Content)部門が担当する。3つの部門が生み出すコンテンツの配給・配信・販売は、新たに立ち上げられたメディア・アンド・エンターテインメント・ディストリビューション(Media and Entertainment Distribution)部門が一括して手がけることになる。
ウォルト・ディズニー社のボブ・チャペックCEOは、再編の理由について、「Disney+の驚異的な成功と、D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)ビジネスを加速化させる我が社の計画にのっとり、成長戦略をより効果的にし、企業価値を高めるための戦略です」「コンテンツの製作と配信を別個に管理することで、消費者がもっとも欲しがるコンテンツをより効果的かつ機敏に製作し、消費者が望む方法で提供することが可能になります」と説明している。
PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー