社会風刺コメディ「ボラット2」の世界配給権、アマゾンが獲得
2020年10月6日 10:00

極秘裏に製作されていた「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」(2006)の続編「ボラット2(仮題)」の世界配給権を、アマゾン・スタジオが獲得した。米ハリウッド・レポーターが報じている。
「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」は、カザフスタンのテレビレポーターのボラットがアメリカ横断旅行を敢行し、行く先々で文化的な衝突を繰り返すという社会風刺コメディ。ボラットを演じるサシャ・バロン・コーエンがアポなしで体当たりロケをするドキュメンタリースタイルで撮影されているため、劇中で面目を潰された人々が数々の訴訟を起こしたことでも知られる。
20世紀フォックスが配給した同作は、世界総興収2億6200万ドルという大ヒットを記録。その後、コーエンは「ブルーノ」「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」などのコメディ映画や、米有料チャンネルのSHOWTIME向けの政治風刺番組「Who Is America?(原題)」を手がけている。今夏、ボラットの姿をしたコーエンの姿がアメリカ各地で目撃されていることから、「ボラット2(仮題)」の撮影が進行中との噂が流れていた。
米ワシントンで6月に行われた武器の保持と武力行使の権利を主張する極右団体「Washington Three Percenters」の集会に、バロンは高額寄付者として出席。変装を施した彼は、自身のバンドを引き連れ、「オバマに武漢インフルエンザの注射を」「ヒラリー・クリントンは刑務所に」「コロナはリベラルの連中のデマ」「WHO(世界保健機構)をサウジアラビアの連中のように切り刻め」と歌い、会場を大いに盛りあげた。愚かなキャラを演じることで、相手から本音を引き出すコーエンの手法は健在で、「ボラット2(仮題)」は現在のアメリカを赤裸々に描いているものと思われる。11月3日(現地時間)の米大統領選挙にあわせ、10月下旬にAmazon Prime Videoで配信されることになりそうだ。
なお、コーエンは10月にNetflixで世界配信されるオリジナル映画「シカゴ7裁判」(アーロン・ソーキン監督)にも出演。エディ・レッドメインをはじめ、ジョセフ・ゴードン=レビット、マイケル・キートン、マーク・ライアンス、ジェレミー・ストロングら豪華俳優陣が結集するこの実録ドラマで、実在の政治活動家アビー・ホフマンを熱演している。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
感情ぐっちゃぐちゃになる超オススメ作!
【イカれた映画を紹介するぜ】些細なことで人生詰んだ…どうにかなるほどの強刺激
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
映画ラストマン FIRST LOVE
「ドラマの映画化か~」と何気なくつぶやいたら後輩から激ギレされた話「これ超面白いですから!!」
提供:松竹
年末年始は爆発・秒殺・脱獄・名作!!
【全部無料の神企画】今年もやるぞ!ストレス爆散!!劇的チェンジ!! 1年の疲れを吹き飛ばそう!!
提供:BS12
こんなに面白かったのか――!!
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「早く教えてほしかった…」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
映画を500円で観よう
【2000円が500円に】知らないとめっっっっっっっちゃ損 絶対に読んでから観に行って!
提供:KDDI
今年最大級に切なく、驚き、涙が流れた――
双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした。
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「前作こえた面白さ」「ご褒美みたいな映画」「最高の続編」「全員みて」
提供:ディズニー