北村匠海と親友・伊藤健太郎、“胸熱”共演シーンで素に戻る!? 「嬉しくなっちゃっている」
2020年10月6日 19:00
北村匠海がコメディ映画に初挑戦した「とんかつDJアゲ太郎」のイベントが10月6日、東京・東急プラザ渋谷で開催された。北村をはじめ、共演した山本舞香、伊藤健太郎、加藤諒、浅香航大、栗原類、DJ KOO、ブラザートムが登壇した。
二宮健監督(「チワワちゃん」)が、「少年ジャンプ+」に連載された同名ウェブコミック(原案:イーピャオ氏、漫画:小山ゆうじろう氏)を実写映画化。老舗とんかつ屋の跡取り息子・アゲ太郎(北村)がクラブミュージックに魅了され、“とんかつ”も“フロア”もアゲられる男を目指す、抱腹絶倒のコメディを紡ぐ。
ロケ地である渋谷にキャスト陣が結集したイベントは、本人役で出演したDJ KOOのパフォーマンスで幕を開けた。ハイテンションなサウンドで温度が上がった会場に、北村はからし色のスーツという出で立ちで登場。「キャベツにもとんかつにも合う色のスーツを着てこられて、良かったなと思っております。今日はアゲていきたいと思います!」とノリノリで挨拶した。
コメディ映画に初めて挑み、新たな一面を見せた北村。山本は「カメラが回る前に、すごい変顔しているのを見ちゃいました。顔をほぐしてから現場に入っていたので、『一生懸命だな』と思いましたね。完成した作品を見ても、可愛らしくて。あの時ちょっと、わがままボディというか、ぽっちゃりだったもんね?」と問いかける。北村は「ぽっちゃりどころか、デブ過ぎるくらいでしたね。役づくりということにしておきたいんですが、当時は何も気にせず飲み食いしていたので、今より8キロ以上太ってまして」とタジタジ。しかし気持ちを切り替えたのか、「とんかつ屋の息子だから、ぷよぷよで、だらしない体でいいじゃないかと捉えました」と、スッキリした表情を浮かべていた。
山本のおすすめは、アゲ太郎がタンクトップで渋谷を走り回るシーン。北村は「ほぼ裸なんですよ。パンツも短いし、タンクトップだし、ぴちぴちだし。最初は恥ずかしかったんですけど、アゲ太郎を演じるには『捨てきるしかない』と。1個ギアを入れて、全てを捨てて、走り回っておりました」と振り返る。山本は「貴重な北村さんを見させて頂きました」と感謝を伝えていた。
そして、本作の“胸熱”ポイントは、10代の頃に共演して以来、俳優として切磋琢磨し、プライベートでも仲が良いという北村と伊藤のタッグ。伊藤は「匠海と久しぶりに共演できて、すごく大切な作品になりました」といい、「匠海とはプライベートで会う時間の方が長くなっていたので、現場で会うのは不思議な感覚がありました。いろんなことを話してきた仲なので、こうして横に立てていることが感慨深い」と思いを馳せる。北村も「お互い、変わってないですね。(共演シーンは)ふたりでずっとニヤニヤしていて。『アツ過ぎるね』と、本当に気持ちがアガってたよね」としみじみ。伊藤は「『売れような、売れような』と言って、一緒にバスに乗って帰っていたので。撮影の時はいろんな感情が混ざっていて。ふたりとも、素に戻りかけているところがあったよな? 嬉しくなっちゃっている部分があります」と北村の顔をのぞきこみ、仲の良さがにじむひと幕もあった。
キャスト陣はこの日、リモートで参加した観客とともに、総勢129(いい肉)人でとんかつを食べるという前代未聞のミッションにチャレンジ。地上17階の高さから、渋谷の街を望む眺めの良い場所でとんかつを頬張るというシュールな展開に、北村は「もうこの先、人生で経験できない特別なイベントになったと思います」と自信をのぞかせた。
「とんかつDJアゲ太郎」は、10月30日から全国公開。
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