2019年カンヌ映画祭ダブル受賞、名匠エリア・スレイマン「天国にちがいない」1月29日公開
2020年9月21日 12:00

[映画.com ニュース]2019年のカンヌ国際映画祭で特別賞と国際映画批評家連盟賞をダブル受賞し、2020年度米アカデミー賞国際長編映画賞のパレスチナ代表に選出された名匠エリア・スレイマン監督の新作「It must be Heaven」(英題)が、「天国にちがいない」の邦題で2020年1月29日公開される。
世界を笑いで震撼させ続け、現代のチャップリンと称されるスレイマン監督の、この世界に生きる全ての人に素朴な疑問を投げかける意欲作であり、パレスチナの愛と苦悩、そして世界の不条理と人間の愛おしさをユーモラスに描く。
なお、公開に先駆け10月30日から開催の「第21回東京フィルメックス」に特別招待作品として上映が決定。監督のリモートQ&Aも予定されている。さらには、スレイマン監督の過去作「時の彼方へ」(09)、「D.I.」(02) 、「消えゆく者たちの年代記」(96)の特集上映が決定している。
映画監督であるエリア・スレイマンは、新作映画の企画を売り込むため、故郷ナザレからパリ、ニューヨークへと旅に出る。パリでは道行くお洒落なパリジャン、そしてルーヴル美術館やヴィクトール広場、ノートルダム聖堂など美しい街並みに見とれ、ニューヨークでは映画学校やアラブ・フォーラムの登壇者として招かれ、友人であるガエル・ガルシア・ベルナルの計らいにより映画会社のプロデューサーを紹介されるも、新作の企画はあっけなく断られてしまう。行く先々で故郷とは全く違う世界を目の当たりにするが、思いがけず故郷との類似点を見つけてしまう。
「天国にちがいない」は、1月29日から、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開。
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