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「ザ・ホワイトハウス」同窓会番組が実現 米大統領選に合わせ投票者数増加狙う

2020年9月13日 06:00

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脚本を担当するアーロン・ソーキン
脚本を担当するアーロン・ソーキン
Photo by Dia Dipasupil/Getty Images

[映画.com ニュース]米人気ドラマ「ザ・ホワイトハウス」のクリエイターとキャストが、11月に行われる米大統領選挙にあわせた特別番組のために再結集することが明らかになった。米Deadlineが報じている。

「ザ・ホワイトハウス」(原題:The West Wing)は、アメリカ大統領とホワイトハウスで働くスタッフの日常を政治問題と絡めながらリアルに描いたドラマで、米NBCで1999~2006年に放送された。アーロン・ソーキン(「ア・フュー・グッドメン」「ソーシャル・ネットワーク」)が手がける脚本と、演技派俳優たちが演じる個性的なキャラクターが高く評価され、エミー賞ドラマシリーズ部門作品賞を2000年から4年連続で受賞するなど、賞レースの常連番組としても知られる。

このほど、米ワーナーメディアのストリーミングサービスHBO Maxは、「A West Wing Special to Benefit When We All Vote」という「ザ・ホワイトハウス」の同窓会番組を企画。「When We All Vote」とは、ミシェル・オバマ前大統領夫人が共同代表を務める非営利団体で、アメリカのすべての選挙への参加者を増やすことを目的にしている。今回の特別番組は、放送終了から15年近くが経過したいまでも高い人気を誇る「ザ・ホワイトハウス」の力を借りて、11月に迫った大統領選での投票者数を増やす狙いがあると見られている。なお、ワーナーメディアも「When We All Vote」に寄付を行うという。

今回の特別番組では、「ザ・ホワイトハウス」の傑作エピソードのひとつとして知られるシーズン3第14話「一触即発」(原題:Hartsfield’s Landing)が舞台劇化される。「一触即発」は、中国が台湾海峡で挑発行為を行い、ニューハンプシャー州での投票が近づくなか、バートレット大統領が部下たちとチェスに興じるというストーリーだ。

ソーキンが舞台用に台本を書き直し、10月上旬にロサンゼルスの劇場で数日間をかけて撮影を行うという。演出を担当するのは、多くのエピソードを担当し、制作総指揮でもあるトーマス・シュラム。今回の特別番組のために、バートレット大統領役のマーティン・シーンをはじめ、ロブ・ロウ(サム役)、デュレ・ヒル(チャーリー役)、アリソン・ジャネイ(CJ役)、ブラッドリー・ウィットフォード(ジョシュ役)、リチャード・シフ(トビー役)、ジャネル・モロニー(ドナ役)らが復帰する。

「A West Wing Special to Benefit When We All Vote」の配信日は未定。なお、米大統領選挙は11月3日(現地時間)に行われる。

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