オーランド・ブルーム、実在の人権弁護士を題材にしたテレビシリーズを企画
2020年9月7日 15:00
[映画.com ニュース] 人気俳優のオーランド・ブルームが、米アマゾン向けに実在の国際人権弁護士を題材にしたテレビシリーズを企画していることが明らかになったと、米Deadlineが報じている。
題材となったのは、人権弁護士のジャレッド・ジェンサー氏。世界各地で政治犯として不当に捕らえられている人々を解放していることで知られ、米非営利団体Freedom Nowを設立、法律事務所ペルセウス・ストラテジーズの常務取締役も務めている。これまでにチェコ共和国のバーツラフ・ハベル元大統領、マレーシアのアンワル・イブラヒム元副首相、モルディブのモハメド・ナシード元大統領、ノーベル平和賞受賞者のアウンサンスーチーなどの弁護を担当。現在のクライアントには、イランで投獄されているアメリカ兵などがいる。
ジェンサー氏を題材としたテレビシリーズの制作は、アマゾン向けのコンテンツを制作するアマゾン・スタジオとブルームの製作会社Amazing Owl、米HBOの制作部長を務めたブルース・リッチモンドが立ち上げたTrue North Mediaが共同で行う予定。なお、ジェンサー氏本人も共同制作総指揮として参加するという。
ブルームは、本企画の成り立ちについて、「ジャレッドが世界中で行っている目覚ましい活動の話を聞いて、すぐに連絡を取りました」と説明。「発言が封印されたり、もっとひどい扱いを受けたりしている人々の窮状や、何事にも怯まない彼らの固い意志に強い感銘を受けてきました。ジャレッドの人生は、これまで語られることがなかった不正に関するダイナミックで強烈なテレビシリーズになる直感がありました」と、意気込みを語っている。
なお、ブルームはAmazon Prime Videoで配信中のファンタジー作品「カーニバル・ロウ」に出演中。「カーニバル・ロウ」はシーズン2への継続が決定している。
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