指折りの人たらし、掛け値なしの奇人…関係者が語るトルーマン・カポーティドキュメンタリー予告編
2020年9月5日 08:00

[映画.com ニュース]20世紀アメリカ文学界を代表する作家トルーマン・カポーティの栄光から転落、その素顔に迫るドキュメンタリー「トルーマン・カポーティ 真実のテープ」の予告編と場面写真が公開された。
「ティファニーで朝食を」(58)、「冷血」(66)など多くの傑作小説を残した流行作家であり、戦後アメリカを代表するセレブリティのアイコン的存在でもあったカポーティの貴重な生前の映像と関係者インタビューで振り返る文芸ドキュメンタリー。
予告編は、椅子に腰かけたカポーティの映像に、「指折りの人たらしよ」「掛け値なしの奇人だ」「ヴォルテール以来の騒がれよう」「ゲスな男だ」「ふしだらで楽しかった」「ドラッグ漬けだった」と、数多くの証言者がその人となりを語る音声が重ねられる。テレビ番組で「マーロン・ブランドの演技は素晴らしい。だがゾッとするほど頭が悪い」と強烈なジョークを飛ばす姿や、ハリウッドスターや有力政治家といった著名人たちが仮面をつけて集った“黒と白の舞踏会”でのワンシーンなど、セレブリティそのものの姿が切り取られている。その一方で、セレブたちの実態をスキャンダラスに描いた未完の問題作「叶えられた祈り」の発表をきっかけに精神のバランスを崩していく様も捉えられている。
「トルーマン・カポーティ 真実のテープ」は、11月6日からBunkamuraル・シネマほか全国順次公開。
(C)2019, Hatch House Media Ltd.
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