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「バッド・ジーニアス」製作スタジオ×主演女優が再タッグ!共感度MAXの“断捨離ムービー”12月公開

2020年9月4日 11:00

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第15回大阪アジアン映画祭でグランプリを受賞
第15回大阪アジアン映画祭でグランプリを受賞
(C)2019 GDH 559 Co., Ltd.

[映画.com ニュース] 第15回大阪アジアン映画祭でグランプリを受賞した「Happy Old Year(英題)」が、「ハッピー・オールド・イヤー」の邦題で、12月11日から公開されることが決定。あわせて“断捨離ムービー”を印象付けるポスタービジュアルもお披露目された。

本作は、2018年に公開された「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」のタイの映画スタジオ「GDH559」と、主演のチュティモン・ジョンジャルーンスックジンが再タッグを組んだ作品。主人公は、留学先の北欧でミニマルなライフスタイルを学んだデザイナー・ジーン。帰国後、実家の小さなビルを自分のデザイン事務所に改装することを思い立ち、モノにあふれた家の“断捨離”を始める。洋服、アクセサリー、レコード、楽器、写真――友達から借りたままだったモノを返してまわり、元カレの持ち物だったカメラを小包にして送り返す。部屋が整理されていくのと反比例して、モノにまつわる思い出が溢れだし、心は乱れていく。

第15回大阪アジアン映画祭で栄冠を勝ち取ると、SNS上には主人公への共感とともに、一般公開を待ち望む声が続出。第49回ロッテルダム国際映画祭ではVoices Main Programmeに選出、第10回北京国際映画祭のパノラマ部門に正式出品されるなど、世界からの注目度も高い。

メガホンをとったのは、旬なテーマで等身大の若者の心の機微を描き、国内外で高い評価が寄せられるタイ映画界の新世代旗手ナワポン・タムロンラタナリット監督。長編デビュー作「36のシーン」が、12年の釜山国際映画祭でニューカレントアワードを受賞し、第27回東京国際映画祭でも上映。2作目「マリー・イズ・ハッピー」はベネチア国際映画祭で上映され、タイ最大手の映画スタジオ「GTH」で製作された「フリーランス」は、タイ・アカデミー賞で8部門を制覇している。

ポスターには、パステル調の色味を背景にしてゴミ袋を持ち佇むジーンを囲むように、彼女が断捨離しようとするアイテムがイラストで描かれている。このイラストは、雑誌や広告など様々なジャンルで活躍する姉妹によるイラストレーターユニット「STOMACHACHE. (ストマックエイク)」によるものだ。

ハッピー・オールド・イヤー」は、東京・新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。

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