“越境通学”でスマホ密輸に手を染める「THE CROSSING 香港と大陸をまたぐ少女」今秋公開

2020年8月30日 17:00

第14回大阪アジアン映画祭では「過ぎた春」の題名で上映
第14回大阪アジアン映画祭では「過ぎた春」の題名で上映

[映画.com ニュース] 第14回大阪アジアン映画祭のコンペティション部門で上映された「過ぎた春」(原題:過春天)が、「THE CROSSING 香港と大陸をまたぐ少女」にタイトルを変更し、今秋に一般公開されることが決定。あわせて、15秒版の予告(https://youtu.be/rwFoVuNdqqs)もお披露目されている。

本作は、深センと香港を“越境通学”する女子高生の物語。父親が香港人、母親が中国人の女子高校生ペイが、深センから香港の高校に通ううちに、スマホ密輸グループの犯罪に巻き込まれていく。第43回トロント国際映画祭でワールドプレミアを行い、2018年・平遥国際映画祭ではFei Mu Awards最優秀作品賞を受賞。大阪アジアン映画祭では、初長編となったバイ・シュエ監督に「来るべき才能賞」が授与されている。

作品の背景にあるのは、97年の香港返還を契機に「香港と隣接する経済特区深センとの経済往来が頻繁になり、香港人が深センに愛人を作ることが多かった」というもの。主人公ペイは、このような背景に生まれ、深センに家を置きながらも、香港のIDを持ち“越境通学”を始めたという設定になっている。

さらに、中国の一国二制度により、香港では関税の優遇措置が講じられている。その結果、スマホ、化粧品、ベビー用品などの商品が割安になっており、香港の商品を大陸へ密輸して儲けるという商売が誕生したのだ。2つアイデンティティを持ち、引き離された文化の中に生きているペイ。現代社会で起きているさまざまな越境問題を重ねながら、青春の瑞々しさと揺らぎを、ビビッドな音楽とともに表現している。

主人公ペイを演じているのは、中央戯劇学院を卒業したばかりの新人女優ホアン・ヤオ。エクゼクティブプロデューサーは、「青い凧」「盗馬賊」のティエン・チュアンチュアンが担当。なお「羅小黒戦記」「白蛇:縁起」「モフれる愛」を日本に紹介したチームジョイが配給を担当している。

THE CROSSING 香港と大陸をまたぐ少女」は、今秋に公開。

(映画.com速報)

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