芦田愛菜にとって“信じる”とは? 名回答に永瀬正敏が驚き「しっかりしている」
2020年9月3日 16:00

[映画.com ニュース] 今村夏子氏の同名小説を映画化した「星の子」の完成報告イベントが9月3日、都内で行われ、主演の芦田愛菜のほか、永瀬正敏、原田知世、大森立嗣監督が登壇した。
本作は“あやしい宗教”を深く信じている両親に育てられたちひろ(芦田)が思春期を迎え、生まれて初めて家族とともに過ごす自分の世界を疑い始めるさまを描く。
芦田との撮影を振り返った大森監督は「一番すごかったのは、目に涙が溜まっているときのシーンで『今の涙映っていましたか』って言われたときに、すごいなこの人って。本を読む力もあるし、演技力もある。僕が決め込まず現場で生まれるものを大事にしてほしいと言い続けていたら、どうやらそれも楽しんでくれていたみたい」と絶賛した。
「楽しかったです」と大きく頷いた芦田は、自身が本作のテーマだと感じたという“信じる”ことの意味を聞かれて「『信じます』っていう言葉は、その人自身を信じているのではなくて、自分が理想とするその人の人物像に期待をしてしまっていることなのかなと思いました。だから人は裏切られたとか言うけれど、その人が裏切ったというわけではなくて、見えなかった部分が見えたときに揺るがない自分がいるっていうことが信じられることなのかなと思います」と回答。深く考えられた答えに、父親を演じた永瀬は「しっかりしているでしょう? これ以上の答えはないんじゃないかっていうくらい」と驚いていた。
ちひろの母親を演じた原田は「愛菜ちゃんが小さい頃から活躍されているお姿を見てきたので、今は16歳の素敵な女の子になっているけれど、幼い頃の面影やかわいらしい部分が自然と見えてきて、お芝居していると愛おしい気持ちになりました」と笑顔。芦田も両親を演じた2人に向けて「フレンドリーに接していただいた」と感謝していた。
イベントではそのほか、作品にちなんで願い事をそれぞれ発表。芦田は「猫と話したい」というかわいらしい願い事で和ませていた。「星の子」は10月9日から全国公開。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー