圧巻の17秒！キーラ・ナイトレイの熱演光る「オフィシャル・シークレット」本編映像

2003年、イラク戦争開戦に向け、米国と共同歩調を取る英国の諜報機関GCHQ（政府通信本部）に勤務するキャサリン・ガン（ナイトレイ）は、米国の諜報機関NSA（国家安全保障局）から、あるメールを受け取る。イラクを攻撃するための違法な工作活動を促すそのメールに彼女は強い憤りを感じ、マスコミにリークする。後に世界中で“キャサリン・ガン事件”として大きな政治問題となった実話を、それぞれの当事者の立場から描く。

公開されたのは、キャサリンの職場でマスコミにリークした犯人探しが行われるシーン。個室に呼ばれていく同僚たちを目にしたキャサリンが自白を決意するまでの17秒間、カメラはゆっくりとその表情をとらえる。セリフなし、表情のみでキャサリンの葛藤を表演したナイトレイの演技力が証明されるシーンとなっている。

監督のギャビン・フッドは「カメラはかなりのクローズアップでキーラを追いかけながら、彼女の顔を覗き込んでいる。彼女に決断するまで時間をかけて葛藤してほしいと頼んだんだ。下手な俳優なら少し無理強いしたかもしれない。でも、キーラは決断した瞬間にすっと立ち上がった。彼女の内面の葛藤がストレートに伝わってきた瞬間だった」と振り返っている。

「オフィシャル・シークレット」は8月28日から全国公開。