ヴォルデモート卿が正義の弁護士に! レイフ・ファインズの名演光る「オフィシャル・シークレット」場面写真
2020年7月29日 15:00

[映画.com ニュース] イラク戦争開戦前夜に英米政府を揺るがせた告発事件を映画化した「オフィシャル・シークレット」の新たな場面写真を、映画.comが入手した。「ハリー・ポッター」シリーズのヴォルデモート卿で知られ、「キングスマン ファースト・エージェント」が控えるレイフ・ファインズの姿を切り取っている。
2003年のイラク戦争開戦前、アメリカと共同歩調をとる英諜報機関「GCHQ」(英政府通信本部)で働くキャサリン・ガンは、あるメールを受け取る。イラク攻撃のための違法な工作活動を促す内容に憤りを感じた彼女は、マスコミへのリークを決意し、2週間後には「オブザーバー」紙の記者マーティン・ブライトによって記事化される。「GCHQ」では犯人探しが始まり、キャサリンは自ら名乗り出るが、勇気ある告発も空しくイラク侵攻が開始。起訴されたキャサリンを救うため、人権派弁護士ベン・エマーソンが立ち上がる。
キーラ・ナイトレイがキャサリン役で主演を務め、ファインズは物語の鍵となる正義の弁護士・ベン役で共演。ベンは、実際に国際人権法の分野で現在も世界を股にかけて活躍している著名な敏腕弁護士であり、近年ではミャンマーのロヒンギャ難民問題や、シリアとイラクでの人権侵害について取り組んでいる。

才能あふれる弁護士だけに、なかなかアクの強いキャラクターでもあるベン。常に冷静沈着で、喋るときは早口でまくしたて、笑顔も滅多に見せない。仕事上の敵には遠慮なしにズバズバ言うが、依頼人にピンチが訪れると即座に策を講じて救いの手をのべるヒーローのような存在でもある。
本作でメガホンをとったギャビン・フッド監督は「ベンとは個人的に会い、メールのやり取りにかなりの時間をかけた。彼と会うと委縮してしまうんだ。早口で知的に話すし、それにつまらない人間に容赦がない。彼のような強烈なキャラクターを描くには、どうしてもレイフのような大きな存在感が必要だったんだ」とキャスティングについて明かす。
ファインズも「ベン・エマーソン本人に会い、この映画に出ることが素晴らしいことだと確信した。彼には強烈な個性があり、威圧感さえある」とベンの印象を伝え、「しかし彼と数分話しただけで、彼の仕事に対する姿勢と道徳的な緊迫感といった人間の力を感じ取ることができた」と語っている。
「オフィシャル・シークレット」は8月28日から全国公開。
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