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蓮実重彦、坂本龍一が絶賛 メキシコの泉の神秘を追うドキュメンタリー「セノーテ」予告編

2020年6月27日 10:00

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「セノーテ」ポスタービジュアル
「セノーテ」ポスタービジュアル
(C)Oda kaori

[映画.com ニュース]「鉱 ARAGANE」で長編デビューを飾り、世界に羽ばたく若い才能のために2020年に設立された大島渚賞の第1回受賞者となった小田香監督が、メキシコ・ユカタン半島洞窟内にある泉セノーテの神秘を追ったドキュメンタリー「セノーテ」の予告編とポスタービジュアルが公開された。ノイズ音楽のような水中音ととともに、カメラで洞窟内をとらえた幻想的な映像と、マヤ文明をルーツにもつ人々の姿が切り取られている。

映画評論家の蓮實重彦は「生け贄として何人もの少女が投げこまれたという神話的な泉の底を、一瞬も動くことをやめぬキャメラが奥深くまで探ってみても、彼岸への通路かもしれない薄ぐらい拡がりが見えてくるばかりだ。 その緩やかなリズムを不意に立ちきる固定キャメラが、えもいわれぬほど素晴らしい何人もの男女の顔を画面に浮きあがらせる。この転調をもっと見てみたい。まぎれもない傑作なのだから」と称え、大島渚賞の審査委員長を務めた音楽家の坂本龍一は「500年前に葬られたマヤ文明の洞窟湖から、人々の苦難の声が聞こえてくる。前作『鉱 ARAGANE』をしのぐ傑作『セノーテ』、ぜひ多くの人に観てほしい」とコメントを寄せている。

メキシコ、ユカタン半島北部。その地に点在するセノーテと呼ばれる洞窟内の泉は、マヤ文明の時代唯一の水源で、雨乞いの儀式のために生け贄が捧げられた場所でもあった。この泉の近辺には現在もマヤにルーツを持つ人びとが生活している。マヤの人たちによって伝えられてきた精霊の声やマヤ演劇のセリフテキスト、そして水中と地上を浮遊する映像から、現世と黄泉の世界を結ぶと信じられていたセノーテをめぐる人びとの過去と現在の記憶が紡がれていく。

セノーテ」は9月19日から、新宿K‘s cinemaほか、全国順次公開。

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