引退を表明した創設者ベリー・ゴーディに初密着!「メイキング・オブ・モータウン」9月公開
2020年6月25日 18:00

[映画.com ニュース] 2019年に創設60周年を迎えた伝説の音楽レーベル「モータウン」の正史を映し出すドキュメンタリー映画「Hitsville: The Making of Motown(原題)」が、「メイキング・オブ・モータウン」の邦題で、9月18日から日本公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルもお披露目された。
ビートルズやローリング・ストーンズが、その影響の大きさを公言する「モータウン」(愛称:ヒッツヴィルUSA)。創設者ベリー・ゴーディは、米ミシガン州デトロイトの西グランド通り2648番地にある一軒家を拠点に、若者に向けたポップな音楽を発信し、アメリカンドリームを実現した。上昇志向が強く大金を掴むことを夢見ていた彼は、新聞販売員を経てジャズのレコード店を経営し、実業家としての一歩を踏み出す。ジャッキー・ウィルソンの曲を作って音楽業界に参入。59年、家族から借りた800ドルを資金にタムラ・レーベルをスタートさせ、モータウンの歴史が幕を開けた。
黄金期を彩ったのは、ミラクルズ、テンプテーションズ、ダイアナ・ロス&スプリームス、フォー・トップス、スティービー・ワンダー、マービン・ゲイ、ジャクソン5、マーサ&ザ・ヴァンデラスといったスターたち。ダンスやエチケットも含め徹底した管理体制を敷き、全米No.1ヒットを連発していく様は、かつてゴーディが働いていた自動車工場の組み立てラインをヒントにしていた。

“クオリティ・コントロール”と呼ばれた品質管理会議は、ソングライターやプロデューサーたちの競争心をあおり、ブランドに磨きをかけていく。一方、人種差別や暴動、作家の離脱といった苦難にも直面。それでも人種や性別に分け隔てのない社風同様、「モータウン」の音楽には、分断した社会をひとつにする力があった。やがて、反戦などの社会的メッセージを含んだ革新的な楽曲も登場する。
本作は、ゴーディが初めて自身への密着を許可した作品。「モータウン」が、映画ビジネスに参入すべくロサンゼルスに本社を移すまでの歴史や名曲の誕生秘話を、親友であり戦友のスモーキー・ロビンソンと旧交を温めながら説き明かしていく。関係者やスティービー・ワンダーら所属アーティストの回想や証言も交えた貴重なエピソードと映像が続々と登場。なお、ゴーディは19年に89歳での引退を発表しており、本作が「モータウン」在職中に密着した“最初で最期の作品”となっている。
「メイキング・オブ・モータウン」は、9月18日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。
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