黒人テニス選手の先駆者アーサー・アッシュの伝記映画製作へ 「ブラック・クランズマン」脚本家が参加
2020年6月24日 11:00

[映画.com ニュース] 黒人テニス選手の先駆者として活躍したアーサー・アッシュの伝記映画を、ハイド・パーク・エンタテインメントとワーナー・ミュージック・グループが進めていることが明らかになったと、米ハリウッド・レポーターが報じている。
1943年、米バージニア・リッチモンドに生まれたアッシュは、まだ人種差別が激しい63年にアフリカ系アメリカ人として男子国別対抗戦デビスカップの米国代表に選ばれて活躍。男子シングルスで男子シングルスで4大大会(グランドスラム)のうち3大会で優勝。紳士的なマナーとスポーツマンシップで知られ、85年に国際テニス殿堂入りを果たしている名プレーヤーだ。
現在進行中のアッシュの伝記映画企画の脚本は、「シャイラク」や「ザ・ファイブ・ブラッズ」などスパイク・リー監督作の常連で、「ブラック・クランズマン」で脚色賞を受賞したケビン・ウィルモットが執筆している。ハイド・パーク・エンタテインメントのアショク・アムリトラジ(「ドリームホーム 99%を操る男たち」)と、ワーナー・ミュージック・グループのチャールズ・コーエンがプロデューサーを務める。
ワーナー・ミュージック・グループが参加しているのは、アッシュが活躍した60年代から80年代までの黒人アーティストの楽曲が重要な役割を果たすためで、アレサ・フランクリン、カーティス・メイフィールド、プリンスらの楽曲が映画を彩ることになるという。
心臓疾患に悩まされていたアッシュは、88年に心臓手術を受けた際に輸血の影響でエイズウイルスに感染。93年に49歳の若さで他界している。黒人への人種差別に反対する抗議デモがアメリカで拡大しているなかで、テニス界から深い尊敬を受けたアッシュはタイムリーな題材といえそうだ。
なお、2017年にクリスティン・バー・リンデンが執筆したアッシュの伝記映画の脚本を、デビッド・ゴイヤーとラッセル・ホランダーが映画化しようとしたが、同企画に関してはすでに頓挫している。
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