中村倫也主演、離れられない町が舞台のディストピアミステリー 石橋静河共演「人数の町」9月4日公開
2020年6月18日 12:00

[映画.com ニュース] 中村倫也が主演し、石橋静河が共演したディストピアミステリー「人数の町」が、9月4日に公開されることが決定した。河瀬直美監督を審査委員長に迎え、木下グループが主催した2017年の第1回新人監督賞で、241本の作品から準グランプリに輝いた本作。決して離れることができない町を舞台にした謎の世界観が垣間見える、ポスタービジュアルと場面写真も披露された。
物語の舞台は、衣食住が保証され、セックスで快楽を貪ることも可能だが、決して離れることはできない町。借金で首の回らなくなった蒼山は、黄色いツナギを着て蒼山のことを“デュード”と呼ぶ髭面の男に誘われ、その奇妙な町に足を踏み入れる。やがて住人となった蒼山は人々との交流を通して、謎に迫っていく。
共演はドラマ「東京ラブストーリー」が配信中の石橋、「ニッポンノワール 刑事Yの反乱」に出演し、本作が映画初出演となった立花恵理、「映像研には手を出すな!」の山中聡。松本人志出演のタウンワークのCMやMVなどを多数手掛ける荒木伸二監督が、初めて長編映画のメガホンをとった。

蒼山を演じた中村は、「こういった角度の矢印を持った日本映画は、今まで無かったかもしれません。完成した作品を見たとき、この作品をどう言葉にして説明すれば良いのか、考えさせられました」と思いを馳せる。「時間が経って、撮影当時のことなども思い出していくと、『もしかしたらちょうど今、世に出るべき作品なのかもしれないな』と感じています。僕にとって早く見てもらいたい作品、というより、早く反応を知りたい作品、です」とメッセージを託した。
6月19日から全国の上映館で掲出予定のポスターには、「部屋に入ったらこの町のガイドであるバイブルを熟読すること」という謎の文字が並んでいる。顔に傷を負った中村をはじめ、キスしようと顔を近づける中村&石橋の2ショット、黄色のつなぎを着た山中、水着姿で腕を組む立花、ツノをつけた怪しげな男、入院着のようなものを着用してカウンターに座る人々など、意味深なカットで埋め尽くされている。タイトル「人数の町」の意味もベールに包まれているが、物語を解き明かすヒントがちりばめられたようなビジュアルに、好奇心が刺激される。
「人数の町」は、9月4日から新宿武蔵野館ほか全国で公開。
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