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「エレファント・マン」デビッド・リンチ監修の4K修復版、7月10日公開 鑑賞料金は1100円

2020年6月10日 08:00

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予告編、ポスター、場面写真もお披露目
予告編、ポスター、場面写真もお披露目
(C)1980 BROOKSFILMS LTD

[映画.com ニュース] 鬼才デビッド・リンチが自ら監修した、名作「エレファント・マン」の4K修復版が、本国公開から今年で40周年を迎えることを記念し、7月10日から上映されることがわかった。新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言の解除後、映画館の再開を祝し、特別料金の1100円で鑑賞することができる。

長編映画デビュー作「イレイザーヘッド」でカルト的な人気を得た当時33歳のリンチ監督の名を、一躍世界中に轟かせることとなった本作。19世紀の英ロンドンで、“エレファント・マン”と呼ばれた実在の青年ジョゼフ・メリックの生涯と彼を取り巻く人々の交流を通して、人間の尊厳に鋭く迫る物語を紡いだ。第53回アカデミー賞で作品賞を含む主要8部門ノミネートを果たし、第34回英国アカデミー賞で作品賞と主演男優賞、プロダクションデザイン賞を受賞。1981年5月に公開された日本では、同年の配給収入ランキングで第1位を獲得した。さらに米タイム誌が選ぶ「カラー時代のモノクロ映画ベスト10」では「ベルリン・天使の詩」「シンドラーのリスト」などをおさえ、第1位に輝いている。

優秀な外科医トリーヴズ(アンソニー・ホプキンス)は、見世物小屋で“エレファント・マン”と呼ばれる青年メリック(ジョン・ハート)と出会う。トリーヴズは、極端に身体が変形した彼を研究対象として病院で預かることに。物を言わず怯え続けるメリックは、当初知能が低いと思われていたが、ある日、知性溢れる穏やかな性格の持ち主であることが分かる。その後、新聞で取り上げられたメリックの元を舞台女優のケンドール夫人(アン・バンクロフト)ら上層階級者が訪れるようになるが、トリーヴズは、自分が形を変えた見世物小屋の興行師なのではないかと悩み始める。

撮影監督を務めたのは、怪奇映画監督としても知られるフレディ・フランシス。彼がこだわったモノクロ映像特有の光と影、19世紀末の退廃的なロンドンの町並みが、4K修復によってより幻想的かつクリアによみがえった。修復前と修復後の映像が比較できる予告編では、メリックを初めて見て、涙するトリーヴズを活写。さらに、好奇の目に晒され民衆に追いかけられたメリックが死に物狂いで訴える「僕は動物じゃない、僕は人間なんだ」という言葉が、差別や偏見がいまだ無くならない世の中に向けられているかのように切実に響いている。

エレファント・マン」4K修復版は、7月10日から東京・新宿ピカデリーほか全国順次公開。

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