米ワーナー、新作アニメ映画「Scoob!」の劇場公開を断念 VODスルーに
2020年4月30日 11:00
[映画.com ニュース] 米ワーナー・ブラザースが、新作長編アニメーション「Scoob!(原題)」の劇場公開を断念し、VODスルーに切り替えると発表した。
同作は、ハンナ・バーベラ・プロダクション製作の長寿アニメ「スクービー・ドゥー」を題材にした長編アニメで、5月15日(現地時間)の全米公開を予定していた。だが、アメリカでは新型コロナウイルスの感染拡大防止策として映画館が依然として閉鎖されていることから、公開延期ではなく、複数のデジタルプラットフォームで販売とレンタルを開始することを決定したという。
今回の決断について、ワーナー・ブラザースのアン・サーノフ会長兼最高経営責任者は、「私たちは映画館で再び自社作品をお披露目できる日を待ちつつ、この新しく前例のない時代において、コンテンツをどのようにお届けすべきか熟考し、いかに適応すべきか検討してきました」と説明。「ファンのみなさんがいま『Scoob! (原題)』を見たいと思ってくれていることは分かっています。みなさんが自宅に待機していなければいけないこの時期に、家族向けの良作をお届けできることを喜んでいます」とコメントしている。
なお、デジタル販売とレンタルは、劇場公開を予定していた5月15日(現地時間)にスタートするという。
ちなみに、劇場公開を取りやめ、4月10日(現地時間)にVODスルーに踏み切った米ユニバーサルの「トロールズ ミュージック★パワー」は大成功したと言われている。