大林宣彦監督90年代の傑作「青春デンデケデケデケ」「ふたり」初BD化
2020年4月28日 06:00
[映画.com ニュース]大林宣彦監督の1990年代の傑作「青春デンデケデケデケ」「ふたり」が最新リマスターで初ブルーレイ化、今夏発売される。
8月7日発売の「青春デンデケデケデケ」(92)は、芦原すなおの直木賞受賞作をもとに、ロック少年たちの音楽と友情と恋に傾けた情熱を活写した青春映画。香川県の観音寺市でオールロケを敢行。ベンチャーズ、アニマルズ、ビーチボーイズから橋幸夫まで、60年代のポップス&ロックのヒット曲に乗せ、手持ちスーパー16ミリカメラに自然光を多用したドキュメンタリータッチの映像が、大林監督ならではのスピード感とテクニックで編集されている。
9月9日発売の「ふたり」(91)は、赤川次郎の同名原作をもとに、尾道のノスタルジックな四季の流れと共に、とある姉妹の青春を描いた、新・尾道三部作の第一弾。主演のふたり、妹の実加に石田ひかり、姉の千津子には中嶋朋子。大林映画に欠かせない尾美としのりが、今回はふたりの間を行き来する青年・智也を演じる。「はるか、ノスタルジィ」などでもタッグを継続する久石譲が、主題歌「草の想い」をはじめ多くの名楽曲を映像に乗せたファンタスティックな物語。
「青春デンデケデケデケ」(8月7日発売)、「ふたり」(9月9日発売)は、ともに封入、映像特典付きで5200円(税別)。