海外向け漫画サブスクリプションサービス「MANGAMO」が提供開始! 出版社11社と提携
2020年4月16日 07:00

[映画.com ニュース] 海外向け漫画サブスクリプションサービス「MANGAMO」(読み:マンガモ)が、4月15日(米国時間)からローンチされることがわかった。
「MANGAMO」では、日本の漫画を北米、ヨーロッパをはじめとする英語圏を中心とした海外に向けて月額定額制にて提供する。パートナーシップを組むのは、講談社、コアミックス、コミックスマート、フレックスコミックスをはじめとする11の出版社。「進撃の巨人」「ソマリと森の神様」「炎炎ノ消防隊」「リセットゲーム」「邪神ちゃんドロップキック」など、300以上の人気漫画作品が、月額4.99ドルで読み放題となる。
日本のアニメを視聴する文化は海外で強く根付いており、アニメ産業における海外市場は、2019年に初めて1兆円を超え、海外での売り上げが、全体の半分近くを占めている。一方、アニメの原点ともいえる漫画の売り上げは米国でも伸びている。しかし、日本国内の漫画業界の売り上げの過半数がデジタルに移行しているなか、海外でのデジタル売り上げは全体の10%程度となっている。

この海外における漫画デジタル市場が成長しない主因とされているのが、違法海賊版の存在だ。アメリカでは1兆3000億円もの被害総額が生じ、毎月3000万人以上が訪れる海賊版サイトが登場している。全ての作品が違法なものであり、無料で読めてしまうという現状を打破するため、「MANGAMO」は誕生した。そこには「正当な方法で日本漫画を漫画ファンの皆さまへ提供する」「日本の出版社に対し収益還元を行い、漫画デジタル市場のエコシステムを作りたい」という思いがあった。
Mangamoの創業メンバーは、動画配信サービス「フールージャパン」元社長のバディ・マリーニ氏をはじめ、ネットフリックスジャパンのプロデューサー上木則安氏、米国アニメ配信サービス「クランチーロール」元バイスプレジデントのダラス・ミダ―氏、元「NTT docomo」出身の佐々野裕輔氏で構成。マリーニ氏は「これまで海賊版に収益を奪われていた日本の漫画作品の現状に一石を投じにいきます。日本のエンターテイメントに欠かせない漫画の違法海賊版撲滅に貢献し、世界ではこれまで知られていなかった作品に触れる場を作ることが我々のミッションです」とコメントを寄せている。
「MANGAMO」は、日本、中国、韓国を除く全世界で使用可能。サービス提供プラットフォームは、iOS。Androidでの提供も、今後予定している。
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