ムーラン役は“元宝塚トップスター”明日海りお! 吹き替え版に小池栄子も参戦
2020年3月20日 04:00

[映画.com ニュース] 元宝塚歌劇団花組トップスターの明日海りおが、ディズニー・アニメーションを実写化した「ムーラン」の日本語吹き替え版声優を務めることがわかった。愛する父の身代わりとなり、兵士として国の運命をかけた戦いに身を投じる少女ムーラン役。あわせて、日本語吹き替え版予告が披露された。
2019年11月に宝塚歌劇団を退団後、今回が初仕事となる明日海。語り出したら1週間は止まらないというほどのディズニー好きだといい、「『もしディズニーの吹き替えのオーディションがあればぜひエントリーしたいです!』と事務所の人に伝えようと思っていた時にちょうど『ムーラン』のオーディションの連絡がきて、鳥肌が立ちました」と、運命的なタイミングだったことを告白する。
アフレコでは「戦いのシーンも多く演じてきているため、力強いかけ声や、『ハァ~!』とか『フッ!』などの息遣いにはすごく役に立ったのではないかなと思います」と、宝塚での経験を生かせたそう。しかし、「女の子としてムーランが生活しているときに、不自然さが漂ってしまって、男に扮しているときの声がすごくなじむというか、リラックスしてしまう時があるんです。ムーランが一生懸命男の人に混じって、男として振舞うことの健気さとか初々しさがなくなってしまい、ムーランと逆転してしまうような現象が起きてしまいましたね」と、長らく男役を演じてきた明日海ならではの苦労を吐露した。
さらに、魔法が使えるがゆえに人々から疎まれ、自分の居場所を求めて敵に加担する実写版オリジナルキャラクターの“魔女”シェンニャン役に、女優の小池栄子が決定。ムーランの葛藤に気づき、共感して近づいていくことで、ムーランが変わっていくきっかけとなる重要な役どころを担う小池は「『本当の自分はこんな風ではなかった』と葛藤しながら、時には姉の様に、時には母の様にムーランを導くんですよ。シェンニャンって、実はとっても優しくて愛情深い人だったんだろうなぁと思いました。私も声をあてながら、ウルウルッと泣きそうになってしまいました」とアフレコを振り返った。
ウォルト・ディズニー・ジャパンの担当者は「ムーランの役は、訓練のシーンなど男っぽい声色で演じる部分が多く、大変難しい役柄です。宝塚歌劇団で男役トップスターとして活躍してこられた明日海さんであれば、魅力あるムーランを演じることができると思いオ―ディションをお受けいただきましたところ、見事突破されました」と、明日海の起用理由を明かす。小池についても「映画やドラマでの信頼できる演技力と、幅広い世代から支持されている点、また魔女を演じる女優のコン・リーに負けない強さと優しさを併せ持った方であるため、オファーいたしました」と、期待を寄せた。
「ムーラン」は5月22日から全国公開。
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