河瀬直美監督作「朝が来る」主題歌はC&K! 書き下ろし楽曲「アサトヒカリ」を提供

2020年3月13日 12:00

主題歌制作は、河瀬監督との偶然の出会いから始まった
主題歌制作は、河瀬監督との偶然の出会いから始まった

[映画.com ニュース] 河瀬直美監督がメガホンをとり、直木賞作家・辻村深月氏の長編小説を映画化する「朝が来る」の主題歌を、シンガーソングライターユニット「C&K」が担当することが決定。本作のために書き下ろした楽曲「アサトヒカリ」を提供している。

実の子を授かることが叶わず、特別養子縁組により男児を家族に迎えた夫婦。中学生で妊娠し、断腸の思いで子どもを手放すことになった幼い母。両者が交差する時、物語は大きなうねりを見せる――。「あん」「光」の河瀬監督が初のミステリー作品を手掛け、センセーショナルなテーマに挑む。永作博美井浦新蒔田彩珠浅田美代子らが出演している。

一度は子どもを持つことを諦めた栗原清和(井浦)と佐都子(永作)の夫婦は「特別養子縁組」というシステムを知り、男の子を迎え入れる。それから6年、夫婦は朝斗と名付けた息子の成長を見守る幸せな日々を送っていた。ところが突然、朝斗の産みの母親・片倉ひかりを名乗る女性から「子どもを返してほしいんです。それが駄目ならお金をください」という電話がかかってくる。当時14歳だったひかり(蒔田)は、生まれた子どもへの手紙を佐都子に託す、心優しい少女だったはず。だが、訪ねて来た若い女には、あの日のひかりの面影は微塵もなかった。

CLIEVY(クリビー)とKEEN(キーン)からなる「C&K」は、2010年に「梅雨明け宣言」でメジャーデビュー。その音楽性は、ディスコ、ファンク、ソウル、レゲエなどのブラックミュージックをルーツに、フォークや80年代の歌謡曲、クラブミュージックまで幅広いジャンルに至る。参加のきっかけとなったのは、19年の春に「C&K」が歌唱出演したテレビ番組に、河瀬監督がコメンテーターとして出演していたという“偶然の出会い”だ。それから約1年、「C&K」は河瀬監督や映画スタッフとタッグを組みながら、楽曲「アサトヒカリ」を完成させた。

今回の取り組みは、テーマにあった楽曲を提供するに留まらない。劇中では、楽曲「アサトヒカリ」自体が、主人公たちの日常に寄り添う“バイプレイヤー”のような役割を担っているのだ。映画の中で美しく印象的に描かれている“眩い木洩れ陽”“穏やかにきらめく海”といった風景と同じように、登場人物たちの幸せを祈り、優しく包み込むような仕上がりになっている。

朝が来る」は、6月5日に全国公開。

(映画.com速報)

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