「幸せになる香り」を放つ新種植物がもたらす不安 カンヌを震撼させたボタニカルスリラー公開
2020年3月5日 08:00

[映画.com ニュース]第72回カンヌ国際映画祭でエミリー・ビーチャムが女優賞を獲得した映画「リトル・ジョー」が、6月19日から公開される。
監督はミヒャエル・ハネケの助手を務め、「ルルドの泉で」で注目された気鋭女性監督ジェシカ・ハウスナー。科学の発展がもたらす利便性によって成り立っている私たちの生活の中で、「絶対にありえない」とは言えない不安をあぶり出す。
研究者のアリスは息子のジョーと暮らすシングルマザー。「幸せになる香り」を放つ新種の植物リトル・ジョーを開発し、仕事にのめり込み、息子に向き合えない罪悪感を感じながらジョーへの贈り物として、リトル・ジョーを一鉢自宅に持ち帰る。しかし、花の香りを嗅いだジョーが奇妙な行動をとるようになり、またリトル・ジョーの花粉を吸い込んだアリスの助手クリスもいつもとは違う様子を見せはじめる…。
本作でカンヌ国際映画祭主演女優賞に輝き、エマ・ストーン主演で「101匹わんちゃん」の悪役・クルエラを主人公とした「Cruella(原題)」への出演も決定したエミリー・ビーチャムがアリス、アリスのの助手クリスをベン・ウィショーが演じる。音楽は、海外の舞台、映画音楽で活躍した日本人作曲家、故・伊藤貞司の楽曲を使用。尺八や和太鼓、琴など和楽器を用い、危い旋律が奏でられる。

また、本作のもう一つの主役ともいえる実際の撮影に使われた新種の花、リトル・ジョーが30鉢、公開に合わせて日本上陸する。花の成長については今後、配給会社ツインのTwitterで随時更新され、公開時にアップリンクでのお披露目を予定している。
「リトル・ジョー」は6月19日から、アップリンク吉祥寺他全国順次公開。
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