“究極の農場“に暮らす動物たちに癒される!「ビッグ・リトル・ファーム」場面写真
2020年3月3日 12:00

[映画.com ニュース] “究極のオーガニック農場”ができるまでの過程を追ったドキュメンタリー映画「ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方」の場面写真が披露された。美しい自然や、農場で生活する動物たちのかわいらしい姿をとらえている。
本作は、自然を愛する夫婦が“夢”を追う8年間の奮闘を描く。メガホンをとったのは、映画製作者、テレビ番組の監督として25年の経歴を持つジョン・チェスター。野生生物番組の製作者として世界中を旅したことがきっかけで、生態系の複雑な相互作用に興味を持つようになり、2010年に妻モリーとともに「アプリコット・レーン・ファーム」と名付けた農場を始めることになった。
殺処分寸前で保護した愛犬トッドの鳴き声が原因で、ロサンゼルスのアパートを追い出されたジョンとモリー。やがて、料理家のモリーは“本当に体に良い食べ物”を育てるため、ジョンやトッドを連れ、郊外の荒れ果てた農地へと移り住む。しかし、そこに広がっていたのは200エーカー(東京ドーム約17個分)もの荒れ果てた農地。2人は、大自然の厳しさに翻ろうされながらも、命のサイクルを学び、愛しい動物や植物たちとともに“究極に美しい農場”をつくりあげていく。
場面写真には、アプリコット・レーン・ファームの美しい自然、そこで共生する豚や羊の親子、さらに愛犬たちの姿を収めている。ジョン監督は「若い世代の人にもこの映画を見てほしいです。楽しい場面ばかりではありませんが、若者へのメッセージも込めて作りました。観客の皆さんに、自然との共生が無限の可能性を与えてくれる、ということが伝わればと願っています」と本作に込めた思いを明かす。
あわせて、本作を鑑賞した著名人によるコメントも公開され、エッセイストの内田也哉子は「すぐには答えが出ないものを、希望を絶やさず、じっと見守り続けることが苦手な現代人(わたし)にとって、大切な作品との出会いになりました。この『小さくて偉大な農場』の記録を、世界中の学び舎で、ぜひ上映していただきたいです!」と感想を語る。
昨年、千葉・木更津市にサステナブルファーム&パーク「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」をオープンした音楽家の小林武史は「サステナブルやSDGsの言葉があふれ出している時代、それを実感するために、僕は誰もが自然や農業に関われたり携われたりしたらいいと思う。だけど、現実にはそうはいかないでしょ? だからこの映画があるのかもしれない。まずはこの映画を観たらいいと、本当に思う」とメッセージ。そのほか、岩合光昭、土井善晴、市川実和子らが絶賛評を寄せた。
「ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方」は3月14日からシネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、YEBISU GARDEN CINEMAほか、全国順次公開。
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