「パラサイト」とカンヌを競った「レ・ミゼラブル」監督が来日!細田守監督も「ぜひとも応援したい」

2020年2月17日 22:28

ラジ・リ監督(中央)、俳優スティーブ・ティアンチュー、細田守監督
ラジ・リ監督(中央)、俳優スティーブ・ティアンチュー、細田守監督

[映画.com ニュース]第72回カンヌ国際映画祭で審査員賞受賞に輝き、センセーションを巻き起こした問題作「レ・ミゼラブル」のプレミアム試写会がスペースFS汐留で行われ、ラジ・リ監督と俳優のスティーブ・ティアンチュー、そして本作に感銘を受けたという細田守監督が来場した。

本作は、ビクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」の舞台として知られ、現在は犯罪多発地区の一部となっているパリ郊外のモンフェルメイユを舞台に、少年たちが引き起こした些細な出来事が大きな騒動に発展していくさまをリアルに描いた衝撃作。モンフェルメイユ出身で現在もその地に暮らすラジ・リの初長編監督作品で、2019年・第72回カンヌ国際映画祭ではポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」とともにパルムドールを競い、審査員賞を受賞した。

映画上映前にステージに登壇したラジ・リ監督は、「こんばんは、皆さん。わたしの最初の長編である『レ・ミゼラブル』を皆さまに紹介できることを誇りに思います。本当に信じられないなと思っています。東京に来て、この作品を紹介するということはわたしにとっても夢でしたから」とあいさつ。そしてこの日は、本作に感銘を受けたという細田監督も来場。細田監督は昨年の釜山国際映画祭で上映された本作を見ようとするも、チケットが完売。キャンセル待ちのチケットも出なかったそうで、その注目の大きさを目の当たりにしていたという。「だから『レ・ミゼラブル』を見たくて、頑張って努力した者としては、是非とも応援したいと思って、今日はやってきました」とあいさつした。

「子供が大きな鍵を握っているというところは、僕の作品と共通しているなと思いました」と語る細田監督は、「出てくる子供たちにリアリティーがあったんですが、あの子たちはどうやって見つけたんですか?」と本作のキャスティングに興味津々。ラジ・リ監督も「私自身、この作品の舞台になっている場所で育った子供だったんです。キャスティングは、実際にあそこに住んでいる子たちにお願いしました。まったく演技経験がなかったので、リハーサルや説明を繰り返しましたが、その結果素晴らしいものになりました。彼らみんなと仕事ができたことを誇りに思っています」と誇らしげな顔を見せた。

そして本作は第92回アカデミー賞国際長編映画賞にもノミネートされ、注目を集めた。「自分にとって最初の長編作品をたくさんの人に見てもらうということが大切だったんです。アカデミー賞でもそうですが、この中で扱っているような問題や現実をたくさんの人に知ってもらうことが目的。結果的に大勢の人に見てもらえたので、この上ない満足感を抱いています」と語るラジ・リ監督。

そしてこの日は“市長”役の俳優スティーブ・ティアンチューも来場。「ラジは昔からこの映画を作りたいと言っていたので、うれしく思います。こういう作品はフランスでもなかなかありません。それがフランスで上映されることになってヒットもし、誇りに思いました。そのうえ、日本でも上映できることになったわけですから。今回はいろいろな意味で、大勝利だったなと思います」と誇らしげに付け加えた。

映画「レ・ミゼラブル」は2月28日より全国公開。

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