「遊星からの物体X」をリメイク!? 米ブライムハウスが企画
2020年2月7日 19:30

[映画.com ニュース] 「パージ」シリーズや「ゲット・アウト」など、大ヒットホラー映画を次々と世に放っている米ブラムハウス・プロダクションが、米ユニバーサル・ピクチャーズとのタッグでSFホラーの名作「遊星からの物体X」のリメイクを企画していることがわかった。
極寒の南極観測基地という閉ざされた空間を舞台に、宇宙から飛来した生命体に襲われる観測隊員たちの恐怖を描いたジョン・W・キャンベル・Jr.の短編小説「影が行く」は、これまで巨匠ハワード・ホークス製作の「遊星よりの物体X」(1951)、ジョン・カーペンター監督の「遊星からの物体X」(82)、そしてカーペンター版の前日譚となる「遊星からの物体X ファーストコンタクト」(2011)と3度にわたり映画化されている。2018年にキャンベル・Jr.による未発表の原稿が見つかったことで、「影が行く」が実は壮大な物語のほんの一部であったことが発覚した。
米Colliderが関係者から入手した話によれば、新たに発見されたのは「Frozen Hell(原題)」と題された長編小説で、「影が行く」では描ききれなかった登場人物らのバックストーリーや、きめ細かい心理描写などが盛り込まれているとのこと。ブラムハウスとユニバーサルは、同著をベースにリメイク企画を進めている模様だ。
プロデューサーのアラン・ドンヌはFacebookで、「正式決定! 僕が製作総指揮を務めるリメイク版『遊星からの物体X』がついに始動! 何10年もの間埋もれていたジョン・キャンベルの革新的長編小説『Frozen Hell』をもとに、彼のビジョンを初めて完全な形で映画化する本作は、古典的名作『遊星よりの物体X』とジョン・カーペンター監督によるカルトクラシック、そして2つの原作本のいいとこ取り、といった素晴らしい作品になるだろう」とファンの期待をあおっている。
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