オリジナル朗読劇で初 吸血鬼が存在する大正時代描く「MARS RED」が21年にTVアニメ化
2020年2月7日 14:00

[映画.com ニュース] 劇作家の藤沢文翁が原作・脚本・演出を務め、メインビジュアルを漫画家の唐々煙氏が手がけた音楽朗読劇「MARS RED」のメディアミックスを行う「MARS REDプロジェクト」が始動し、2021年にテレビアニメ化されることが発表された。オリジナル朗読劇のアニメ化は、テレビアニメーション史上初となる。
音楽朗読劇「MARS RED」は、バンパイアたちが強さに順じてランク付けされている大正時代を舞台に、陸軍内部に創設されたバンパイアを取り締まる「第十六特務隊」、通称「零機関」の実行部隊の活動を描く。東京の闇に潜む吸血鬼事件の対応にあたる実行部隊には、国内最強クラスのバンパイアにして新人の栗栖秀太郎、ランク外のバンパイア・山上徳一、江戸時代からバンパイアを続けているスワ、マッドサイエンティストでもあるバンパイアのタケウチらが所属している。テレビアニメ化に先がけて、19年11月から「月刊コミックガーデン」(マッグガーデン刊)で唐々煙氏による漫画版が連載されている。
テレビアニメ版のスタッフは、羽多野浩平監督をはじめ、シリーズ構成と脚本を「BLOOD+」の藤咲淳一、キャラクターデザインは「ノルン+ノネット」の竹内由香里、アニメーション制作はSIGNAL.MDが担当。さらに、藤沢自ら音響監督を務め、音楽は藤沢と長年タッグを組んできた村中俊之が手がける。メディアミックスプロジェクトの始動に対し、藤沢は「僕の原作のMARS REDがアニメとなり日本や世界へ飛び立つことになりました。音楽朗読劇として産声をあげた本作が、唐々煙先生の絵で漫画化され、アニメ化された事は新たなるメディアミックスの幕開けです。また音響監督も担当することになり、音楽作曲には盟友の村中俊之氏! 全てに感謝です!」と喜びを述べている。
また唐々煙氏は、「藤沢朗読劇の中でもMARS REDはとくに設定やキャラ関係も多く、アニメで動くのを見てみたいと思っていたので、今からめちゃくちゃ楽しみです」と期待を寄せ、藤咲は「今作への参加の打診を受けて思ったのは、朗読劇は言葉によって観客の頭に絵を描いていくもの。だからこそ『書く』ではなく脚本を『描く』ことを心がけました」と告白。村中は「藤沢さんとたくさんの朗読劇を作り上げてきて遂にここまできました……1話1話に愛情と手間がすごいです笑」と意欲満々。SIGNAL.MD代表の森下勝司氏は「藤沢文翁さんと知り合った頃『いずれ藤沢さん原作の朗読劇をアニメ化できるといいですね』と話をして早幾年、ついにこの日を迎えることができとてもうれしく思います」とコメントを寄せている。
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