「酔うと化け物になる父がつらい」松本穂香の芝居で号泣するスタッフ続出!
2020年2月3日 23:00

[映画.com ニュース] アルコールにおぼれる父を持った菊池真理子氏の実体験に基づいたコミックエッセイを実写映画化した「酔うと化け物になる父がつらい」の完成披露イベントが2月3日、都内で行われ、松本穂香、渋川清彦、ともさかりえ、今泉佑唯、片桐健滋監督が出席した。
酒におぼれる父(渋川)、新興宗教にはまる母(ともさか)に悩まされてきたサキが、父の病気が発覚したことをきっかけに胸に抱え続けてきた気持ちに気付くさまを描いている。主人公サキを演じるにあたり、「あまり意識しないことを意識しました」と切り出した松本は、「監督が最初から最後まで言いづらいセリフがあったら変えてもいいとおっしゃってくださって。ずっと違和感がないように接してくれた」と述懐。そんな松本を、渋川は「松本さんとはあまり現場では話さなかったんですけど、現場の居方が美しかったんですよ。そういうのは大事なことですからね」と称賛する。
その言葉に「ありがとうございます」と照れくさそうな顔をした松本は、アルコールに溺れる父に扮した渋川について、「現場でも実際にお酒を飲んでいらっしゃって。リアルに顔がボーッとされていたので、わたしもサキでいられたなという感じでしたね」と告白。そのアプローチを、渋川は「片桐監督とは普段もたまに遊んだりして、仲がいいんで。監督に実際に飲みながらやったらどうかなと提案したんです。もちろんセリフが言える範囲内で飲んでやったんですけど、やっぱり撮影は緊張するし、酔えなかったですね。俺に勇気があったら、今度はベロベロになってやってみようと思います」と明かした。

撮影中、松本の芝居で涙を流すスタッフが続出したという。「うちの組は自分で言うのもなんですが、とてもいいスタッフが多いんです」と語る片桐監督は、「最終日に松本さんが感情をあらわにするくだりを撮影したんですが、松本さんが芝居をしている最中にカメラマンの肩が揺れたんです。で、カットをかけたら、カメラマンが大号泣していた。『駄目ですわ。でも監督も泣いているじゃないですか』と言われ。そして後ろを振り返ったらメイクさんも泣いていた。それから病院のシーンでもみんな泣いていました。彼女の芝居は人を惹きつける力があるんですよ」。松本も「恥ずかしいですけど、愛のある現場でした。カメラマンさんが泣いていたというのは、この前、はじめて聞きました」としみじみ付け加えた。
本作は昨年の2月3日にクランクインしたということもあり、この日は豆まきを実施。さらに2日後の2月5日は、松本の23歳の誕生日だそうで、恵方巻きロールケーキが用意され、会場全員で誕生日を祝福した。その珍しいケーキを目の当たりにした松本は、「すごくうれしいですが、ビックリしています。ありがとうございます」と笑顔をのぞかせた。
「酔うと化け物になる父がつらい」は3月6日から全国で公開。
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