柳楽優弥&田中泯が“画狂人生”を貫く! 「HOKUSAI」特報&場面写真がお披露目
2020年1月30日 08:00

[映画.com ニュース] 日本を代表するアーティスト・葛飾北斎の知られざる人生を描く映画「HOKUSAI」の公開日が5月29日に決定し、特報と場面写真がお披露目された。
19世紀のヨーロッパでジャポニズムブームを巻き起こし、マネ、モネ、ゴッホ、ゴーギャン、ドビュッシーら歴史に名を残す芸術家たちに影響を与え、西洋近代絵画の源流となった北斎。映画では、ダブル主演の柳楽優弥と田中泯が青年期と老年期の北斎を演じ、阿部寛、永山瑛太、玉木宏、瀧本美織、津田寛治、青木崇高らが集結。「探偵はBARにいる」シリーズの橋本一監督がメガホンをとっている。
舞台は、町人文化が華やぐ江戸の町。貧乏絵師・勝川春朗(後の北斎)は傍若無人な振る舞いが災いして師匠から破門され、食べることもままならない日々を送っていた。ある日、北斎は喜多川歌麿(玉木)や東洲斎写楽(浦上晟周)を世に出した稀代の版元・蔦屋重三郎(阿部)と出会う。秘めた才能を見抜いた重三郎の後押しで、北斎は才能を開花させ、誰にも真似できない革新的な絵を次々と打ち出し、一躍人気絵師へと変ぼう。しかし、奇想天外な世界観で江戸を席巻した北斎の活躍は、幕府の思わぬ反感を招いてしまう。

特報は、北斎の代表作「冨嶽三十六景」の一図である「神奈川沖浪裏」がダイナミックにうねるアニメーションで幕を開ける。青年期の北斎が、自身の名前の由来について「北極星にちなんでつけたんだ。たったひとつ決して動かねえ星だ」と打ち明け、老年期の北斎が「勝負してえんだ、世の中とよ」と老いてもなお高みを目指すさまを活写。不自由な生き方を強いられる世の中であっても「俺は俺の好きに描く」とブレることなく“画狂人生”をまい進するさまが映し出されていく。
場面写真には、飽くなき向上心のままに一心不乱に作品づくりに没頭する青年期と老年期の北斎に加え、若き北斎の才能を見出す蔦屋、妖艶なまなざしで花魁を描こうとする美人画の大家・歌麿、一世を風靡する戯作者・柳亭種彦(永山)の姿が。そして「神奈川沖浪裏」を手に取る芸者の姿たちも確認でき、北斎の“波”がいかに当時の人々の心を動かしたのかが気になるカットとなっている。
なお、本作と東京カメラ部による「冨嶽三十六景フォトコンテスト」(https://hokusai.tokyocameraclub.com/contest2020/)が3月31日まで開催中。スペシャル審査員は、柳楽、田中、瀧本が務めている。また、北斎の人物像に作品や時代背景から迫り、逸話やゆかりの地なども紹介する書籍「葛飾北斎を知る・体験する入門書『HOKUSAI NOTE』」(1500円:税込)が、2月27日に発売されることが決定した。
「HOKUSAI」は、5月29日に全国で公開。
(C)2020 HOKUSAI MOVIE
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