大泉洋×吉田大八監督「騙し絵の牙」に宮沢氷魚、池田エライザ、斎藤工、中村倫也らが出演!
2020年1月15日 07:00

[映画.com ニュース] 大泉洋が主演し、吉田大八監督がメガホンをとる映画「騙し絵の牙」の公開日が、6月19日に決定。あわせて、宮沢氷魚、池田エライザ、斎藤工、中村倫也、坪倉由幸、和田聰宏、佐野史郎、リリー・フランキー、塚本晋也、國村隼、木村佳乃、小林聡美が出演することも発表された。
原作は、作家・塩田武士氏が、大泉をイメージして主人公を「あてがき」したベストセラー小説(角川文庫刊)。斜陽の一途をたどる出版界の光と闇を描く社会派ミステリーが描かれる。大泉はお荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水輝役として主演し、松岡茉優が速水に振り回されながらも強い信念を貫く編集者の高野恵、佐藤浩市が会社を立て直すためライバルたちを蹴落として改革を断行する専務の東松を演じる。
大手出版社「薫風社」では創業一族の社長が急逝し、次期社長を巡って権力争いが勃発していた。そんななか、専務・東松が進める大改革によって、雑誌は次々と廃刊のピンチに。「トリニティ」の変わり者編集長・速水も、無理難題を押し付けられて窮地に立たされてしまう。しかし、一見頼りなく見える速水は、笑顔の裏にとんでもない“牙”を秘めた男だった。嘘、裏切り、リーク、告発――クセモノぞろいの上層部、作家、同僚たちの陰謀が渦巻くなか、速水は新人編集者・高野を巻き込む“大逆転の奇策”に打って出る。
キャストの役どころは、宮沢がミステリアスでカリスマ性のある新人作家・矢代聖(やしろ・ひじり)役、池田が「トリニティ」を盛り上げる人気ファッションモデルの城島咲(じょうじま・さき)役、斎藤が大手外資ファンド代表の郡司一(ぐんじ・はじめ)役、中村が「薫風社」社長の息子・伊庭惟高(いば・これたか)役に。伝統ある文芸誌「小説薫風」編集長で速水と敵対する江波百合子(えなみ・ゆりこ)を木村、江波の忠実な部下である編集者・三村洋一(みむら・よういち)を和田、「トリニティ」副編集長・柴崎真一(しばさき・しんいち)を坪倉が演じている。
また、惟高の後見人で保守派の常務・宮藤和生(くどう・かずお)役に佐野、高野の父で小さな書店の店主・高野民生(たかの・たみお)役に塚本、お茶の間でも人気の文芸評論家・久谷ありさ(くたに・ありさ)役に小林が挑戦。國村が、速水の前に立ちふさがる文学界の大御所作家・二階堂大作(にかいどう・だいさく)に扮し、リリーは高野が接触する謎の男役として登場する。
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