異次元のフラメンコダンサーに迫るドキュメンタリー「衝動」20年3月公開&予告完成
2019年12月26日 14:00

[映画.com ニュース]フラメンコの世界を押し広げ、世界的な評価を確立したスペインが誇る天才ダンサー、ロシオ・モリーナをとらえたドキュメンタリー「衝動 世界で唯一のダンサオーラ」が2020年3月13日に公開されることが決定し、あわせて予告編と本ビジュアルがお披露目された。映像には、モリーナが独創的なスタイルで魅せる、異次元のステージの数々が映し出されている。さらに映画公開に合わせ、「ロシオ・モリーナ舞踊団」の来日公演も開催。3月7日に東京・日本青年館ホールで、劇中で舞台裏に迫った演目「Caida del Cielo」を日本初披露する。
10年にスペイン芸術界で最高の栄誉とされるスペイン国家舞踊賞を26歳の若さで受賞し、18年にイギリス舞台芸術の最高賞にあたるローレンス・オリビエ賞にノミネートされたモリーナ。伝統的なフラメンコをベースに革新的なスタイルを打ち出し、フラメンコの枠を超えて舞台芸術や現代アートの世界からも熱い視線を集めており、伝説のバレエダンサー、ミハイル・バリシニコフも彼女の演技に心を動かされたという。
モリーナは3歳でダンスに目覚め、恵まれているとはいえない体格をものともせず頂点に上りつめた。自らをダンサオーラ(ダンサーと、女性フラメンコダンサーを意味するバイラオーラをかけた造語)と呼び、天才的なリズム感、驚異的な身体能力、優れた芸術的感性で圧巻のパフォーマンスを繰り広げる。
エミリオ・ベルモンテ監督がメガホンをとった本作は、仏パリのエッフェル塔を望むシャイヨー国立舞踊劇場での公演までの日々に密着。フラメンコ界の重鎮であるラ・チャナやフェルナンド・デ・ラ・モレーナとの心震えるセッションに加え、家族やモリーナ本人へのインタビューを通して、世界中のファンを魅了する孤高のアーティストの内面にも迫っていく。
予告編からは、モリーナの卓越した表現力や哲学と、超人的なダンスを裏打ちする尋常ならざる努力が切り取られる。「私は常にリスクや限界に近づこうとしている」「力を使い果たした時にこそ真の美しいものが現れると思う」と語るモリーナ。舞踊界の次世代を担う、世界を代表するトップダンサーの神髄が垣間見える映像となった。
ビジュアルには、「ダンスの魂、降臨――」というコピーが踊り、白い衣装でダンスに身をゆだねる、躍動感あふれるモリーナを活写。「衝動 世界で唯一のダンサオーラ」は、20年3月13日から東京の東劇、東京都写真美術館ホールほか全国で公開される。
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