「ターミネーター」ティム・ミラー監督、ジェームズ・キャメロンと決別宣言
2019年11月28日 11:00
[映画.com ニュース] シリーズ最新作「ターミネーター ニュー・フェイト」でメガホンをとったティム・ミラー監督が、同シリーズ生みの親で今作のプロデューサーを務めたジェームズ・キャメロンとは今後仕事をしないと宣言した。米ハリウッド・レポーターが報じていている。
「ターミネーター ニュー・フェイト」は、キャメロンが脚本とプロデュースを担当し、久々にシリーズに復帰した注目作。「アバター」の続編4作品の製作で多忙のキャメロンに代わり、「デッドプール」のティム・ミラーが監督を務めることになったが、ふたりの関係は良好とは言えなかったようだ。
10月には、キャメロンがインタビューで「クリエイティブ面での戦いで発生した血しぶきを壁から拭き取っている最中だ」と発言し、ミラー監督との衝突を示唆。「この映画は炎のなかで生まれた。でも、クリエイティブなプロセスとは、そもそもそういうものだろう?」とコメントしていた。
この意見にはミラー監督も同意のようで、「ジムはプロデューサーで、デビッド・エリソンもプロデューサー。彼らが編集権と最終的な権限を握ってはいるものの、私の名前が監督として掲載されている限り、たとえ負けると分かっていても戦わなくてはいけないと感じた。それが監督の仕事だ。映画のために戦うことがね」とプロとしての姿勢を崩さない。ただし、ふたりがぶつかったのはストーリー上の問題ではなく、大半がセリフの細かなニュアンスだったという。
ミラー監督にとって辛かったのは、監督としての権限を与えられなかったことのようだ。「デッドプール2」から降板した理由も、「ライアン(・レイノルズ)がこのシリーズをコントロールしたがっていることは明白だった」「監督として、そういう人と仕事をして成功を収めることができる人もいるが、私には到底不可能だ」と説明している。
もし、「ターミネーター ニュー・フェイト」の続編が製作されることになっても、ミラー監督はキャメロンのもとでは仕事をするつもりはないという。しかしそれは、「本作の製作過程での体験やトラウマとは無関係」だといい、「もう自分が正しいと思うことに関して、コントロールできない状況には立ちたくないんだ」と、あくまでも映画監督としてのスタンスを貫くためと語っている。
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