栗田貫一が語る3DCG「ルパン三世」の舞台裏「1週間に7秒しか進まない」
2019年11月11日 19:56

[映画.com ニュース] 故モンキー・パンチさん原作の国民的アニメ「ルパン三世」の劇場版最新作「ルパン三世 THE FIRST」の完成披露試写会が11月11日、都内で行われ、栗田貫一(ルパン三世役)、小林清志(次元大介役)、浪川大輔(石川五ェ門役)、ゲスト声優を務める広瀬すずと藤原竜也、脚本も担当した山崎貴監督が出席した。
単独では23年ぶりとなる「ルパン三世」の劇場長編アニメ。過去にルパン一世が唯一盗むことに失敗したという伝説のお宝「ブレッソンダイアリー」奪取にルパン三世の一味が挑む姿を3DCGアニメーションで描いた。声優陣が事前に声を収録するプレスコ方式が採用され、栗田は「実は2年半前に声を入れさせていただいた。だから、その間、広瀬すずちゃんと共演しているって言えなくて(笑)」と振り返った。
故モンキー・パンチさんの悲願だったフル3DCGによるルパン一味。栗田によれば「1週間の作業で、(映像が)7秒しか進まない」といい、「やっとここまでたどり着いた。実際に映像を見ると、すごいんですよ。驚きましたし、全部が見どころ。ジャケットや靴の質感も本物に近いし、こんな作品を残せるのは名誉ですよ。ぜひ、新しい風を感じてもらえれば」と自信たっぷりにアピールしていた。
40年以上にわたり、次元大介を演じる小林も「このCGってやつで、関心がいくのは口元。我々の口元を撮影して、それをもとに作画するんですから、大変な作業ですよね」と最新技術に驚きの様子。浪川も「CGになって、さらに動きがすばらしく、新しいルパンができた。自分で間や言い回しを作っていく演じやすさもあった」と手応えを示した。
一方、ゲスト声優陣は長年愛される「ルパン三世」に参加し、興奮しきり。広瀬は「ドキドキどころじゃない。ルパンは衝撃的なカッコ良さ。あの作品に自分の声ですから、おこがましいと思いつつ、まだ絵がない状態だったので、自由に演じさせてもらった」と声を弾ませ、藤原も「なんで自分がルパンに話しかけているんだろうって……。今日というこの日も興奮しています。こうして3人(栗田、小林、浪川)が集まると、やっぱりインパクトが違う」と喜びを爆発させていた。
「ルパン三世 THE FIRST」は 12月6日から全国で公開。
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