千葉真一、芸能生活60周年! 新田真剣佑&眞栄田郷敦&真瀬樹里に“格言”を授ける
2019年11月7日 23:20

[映画.com ニュース] 日本を代表する国際的アクションスター・千葉真一の芸能生活60周年記念祝賀会が11月7日、東京・ホテルニューオータニで行われた。千葉の傘寿、ジャパンアクションクラブ創立50周年も祝した会には、娘の真瀬樹里、息子の新田真剣佑と眞栄田郷敦も出席。舞台演出を深作健太監督、総合司会をフリーアナウンサーの徳光和夫が務めた。
祝賀会前、報道陣による取材に応じた千葉は「60周年ということで“中身の濃い計画”を立てたら、リハーサルで7時間もかかってしまった。疲れちゃった(笑)」と明かす。「私の子どもたちがこの世界で跡を継いでくれたので、(60周年は)良いけじめの時かなと思いまして。60周年を“親子でやろう”と計画を立てた。(子どもたちには)芸能界に入ったからには『半端なことは許さない』と伝えています。二世のタレントはいっぱいいますけど『ニセモノになるな』と聞かせております」と打ち明けた。
祝賀会の終盤では、会場を取り囲むように四方に立った新田、眞栄田、真瀬が“父への手紙”を読み上げた。万雷の拍手を受けながら手紙を朗読した3人は、「ありがとう。この舞台に来てくれるか?」という千葉の言葉を合図に、父のもとへと向かう。やがて、子どもたちとハグをし、拳を合わせた千葉は、それぞれに自筆の“格言”を授けた。
「おまえさんたちがこれから役者を続けていくうえで、どうしても心に留め置いてほしいこと」として掛け軸にしたためていたのは、世阿弥の演技論、芸術論として知られる「風姿花伝」に記されている言葉だった。新田に贈った言葉は「秘すれば花」。「役者というものは、途端にすごい花を咲かせなければならないもの。花がない役者はダメ。花を咲かすために、どんな苦しい稽古でも決して世の中に見せてはいけない」という意味を聞いた新田は「自分がいつか結婚して孫ができた時でも、家に飾っていたいと思えるようなプレゼントです」と胸中を吐露した。
眞栄田に授けた「離見の見」は、「芝居をしている時、もうひとつの自分の目で『役になりきっているか』『間違えていないか』『自己主義になっていないか』と考えながら見てほしい」という思いを託したものだ。「自信は持つけど満足はしない。いつまでも謙虚な気持ちでやっていきたいと思います」と気持ちを新たにした眞栄田。一方、「初心不可忘(初心忘るべからず)」という言葉を受け取った真瀬は「私はデビューしてから今年で25周年。挫折しそうになったり、弱音を吐きそうになったり――何があっても、波に惑わされずに歩んでいってほしいと、色々な先輩方に言われてきました。この言葉は私自身も思い出していましたし、とても響きました」と思いの丈を述べていた。
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