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デビュー50周年、細野晴臣が21世紀に残したいもの 水原希子&佑果が語る“細野ワールド”の魅力

2019年11月5日 15:30

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東京国際映画祭レッドカーペット後にインタビュー
東京国際映画祭レッドカーペット後にインタビュー

デビュー50周年を迎えた音楽家・細野晴臣氏の軌跡と創作活動を追ったドキュメンタリー「NO SMOKING」が公開された。はっぴいえんどやYMOでの活動をはじめ、戦後日本の音楽シーンのレジェンドである細野氏の才能とその人物像に迫る貴重な映像が、数々の名曲と共にスクリーンに映し出される、“見て聴く”贅沢な映画だ。本作がお披露目された東京国際映画祭のレッドカーペットを歩いた直後の細野氏と、「私たちは細野さんの追っかけ」と公言する水原希子&佑果姉妹に話を聞いた。(取材・文/編集部 写真/間庭裕基

--デビュー50周年を記念した六本木ヒルズでの展覧会「細野観光1969-2019」やドキュメンタリー映画公開と、様々な企画が開催されています。
細野 大体こういうことを自分から言い出すことはないので、他人事です。周りの人が楽しそうにやっているのを見て、パンダの気持ちになればいいのかと(笑)。こういうことは続くので、受け入れていくしかない、という思いが強いです。自分では、○周年とかには興味がないですし、50年やったという感慨もないです。いろんなことがあって今に至りますが、これが最後の節目だろう、ここから先は自由だと思っています。
--希子さん、佑果さんのおふたりにとって、細野さんの音楽との出合いとその魅力についてお聞かせください。
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希子 10代のときにiTunesやYouTubeでYMOを知って、そこからいろんなことがリンクして。細野さんの音楽を本当に大切に聴くようになったのはこの3年くらいです。プロデュース作も含めて、これも細野さんだったんだ!って、私の好きないろんなジャンルの音楽に細野さんが関わってらして不思議だな、と。一言で言うのは難しいですが、細野さんはいろんなことにチャレンジしていて、自分の中に多面的な部分があって普通だし、いろんな自分がいて正解なんだなと、私自身とリンクしました。そんな風に細野さんの音楽を通して感じることもありますし、自分の大切なときに聴きたくなるような大切な存在です。
佑果 ティン・パン・アレーの世界観に魅力を感じたのが最初です。私はDJをやるので、細野さんのルーツを掘っていけば掘っていくほど、どれだけ日本や世界の音楽界に影響を与えているかということを感じて、本当にリスペクトしかない。こうやってお話できるのも夢みたいです。
--水原姉妹が細野さんの音楽に出合ったように、インターネットのおかげで古い音楽にアクセスしやすくなっています。そういった中で、時代を超えて残っていく音楽とはどのようなものだとお考えになりますか?
細野 僕自身はレコード世代なので、CDができたときも抵抗があったり、配信も最初抵抗がありましたが、今となってはもうありません。逆にそれも変わりつつあります。ただ、所有しなくなっている人が多くなっていることには抵抗があります。ひとつのいい音楽を聴いたら、誰が作ったのか、どういう人に影響されたのか…それは大事なこと。そういうことをすっ飛ばしては物足りないですね。自分の音楽は分かりませんが、例えばブラジルの人たち見ていると、過去の音楽に経緯を払って、受け継いでいこうという意識が高い。そういうことが流れとして残っていると思います。
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--50年にわたり細野さんならではの音楽を生み出し、また同時に世界の素晴らしい音楽も紹介してくださり、私たちファンは細野さんの功績や存在に感謝しかありません。細野さんは仕事としての音楽をやめたくなったことはあるのでしょうか?
細野 あるかもしれないな…。YMOを始める前、仕事が確立していかないと続けられないと思ったことがあります。その時にYMOがうまくいけばいいし、いかなかったらやめてもいいと。今は、そういう風には思いませんね。だらだらとやっていけばいいと。
--では、YMOでの成功が、音楽を職業として続けることのきっかけになられたのですね。
細野 そうですね、きっかけではありましたね。
--たくさんのグループで活動されていたので、いろんなことがあったと思います。
細野 バンドはいい仕事をしたら、僕にとってもメンバーにとっても燃え尽きちゃう。CDが何枚売れた、ということよりも、いい音楽を作りたいということを優先させてきたので。それができてしまうと、燃え尽きちゃいますね。それで無理して続けるとけんかになったりしますね。
--細野さんは1947年生まれ。映画の冒頭に幼少期の写真が映し出され「もう戦争に行かなくてもいい」というナレーションが入ります。子供心にそう感じられたことに驚きました。また、大学時代は反戦運動が活発だった時代ですね。
細野 最初にそういう運動が起こるのはアメリカやヨーロッパ。その動きが音楽に変化して、表現として音楽を使う。そういったものを聴いて僕たちはバンドをやっていました。ヒッピームーブメントとかを鵜呑みにしていましたね。そういう意味で、音楽に全部向いていたので、そのほかの活動はできませんでした。僕は音楽がすべてでした。
--はっぴいえんどや「HOSONO HOUSE」など、懐かしい東京の雰囲気を感じる作品があります。変わりゆく東京で、細野さんが残したい風景などはありますか?
細野 若い頃より、今のほうがそう思いますね。なくなっていくものが急に増えています。飲食店の老舗だったり、昨日まであった中華料理屋がなくなっていたり…。そういうことってとても影響があるんです。街に喫茶店は昔からあるのに、それがなくなると居心地が悪いんです、街として。だんだんそういう街も、味もなくなってくる。1回なくなると取り戻せません。それは音楽やっていても感じます。1度なくなった音楽は取り戻せないのです。なくなるものが今気になります。
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--映画に登場する水原姉妹や星野源さんら若い世代にも、細野さんの音楽のDNAが確実に伝わっているのがわかります。
細野 自分の好きなことしかやらない、と非常にわがままにやってきた。だから、よかったのかな。人に気を遣って作っていたら、今は聴いてもらえなくなっちゃうかもしれないし。好きなことをやっていれば、自然とこうなるんだろうな、と。あんまり意識すると良くないと思います。
--日本でも世界でもレジェンドとして細野さんの音楽は聴かれ続けています。もし、細野さんご自身が違う人生を歩まれるとしたら、音楽ではないことをやりたいなど考えたことは?
細野 ないですね。同じ人生はやりたくないですね。たまたまこうなっていますけれど。音楽やっていなかったらどうなっていたんだろうと考えたことはありますね。そうすると、今の自分が生きる場所がないと思いますね。
--もうやりたいことはやりきったと思いますか? それともまだまだ新しいことに挑戦されるのでしょうか。
細野 それは、時と場合によりますね。やりきっちゃったな、と思ったこともあります。それはやはり大体50歳頃。でも、知らない音楽が世の中にいっぱいある、って気づくとまた楽しくなるんです。
--ここ最近で細野さんの心の琴線に触れるような音楽、文化はありましたか?
細野 20世紀の文化。映画、音楽、小説、あらゆるもの、生活そのものが僕にとっての憧れです。それが残してくれたものは計り知れない。どうして放っておくの?って思うんです。だから21世紀に残していかないと。楽しいよ、と言いたいです。まだ僕も知らない音楽もありますから。
--グローバル化が広がった今、世界が小さくなっています。長年の細野さんの音楽活動の中で日本人でよかったこと、もしくは大変だったことはありますか?
細野 大変だったことのほうが大きいですね。小学生の頃からラジオを聴いていましたが、「Far East Network」極東放送、極東ですから。当時、それを思い知らされていましたね。地図で見ればちっちゃな島国の片隅で音楽をやっているっていう。とてもアメリカの音楽の偉大さには追いつけないと思っていました。あまりにも巨大な存在なので、逆に気が楽になって、遊んでいればいいんだと。YMOの時もそう思っていました。根も葉もない我々がやるんだから、遊んでいればいい、と。肩肘張らなくてすむと。
--今のYMOの状況を言葉にすると、どう表現されますか?
細野 やめました。それはそうですね。終わったものは過去のこと。でも人とのつながりとしては生きているので、なにかあれば一緒にやりますし、他のふたりもYMOという言葉にはこだわらなくなったと思うんです。
画像5(C)2019「NO SMOKING」FILM PARTNERS
--おふたりは“細野さんの追っかけ”と仰いますが、イギリスのツアーの舞台に立たれましたね。そのときの感想をお聞かせください。
希子 いやーもうドキドキでした! 私たちはただの追っかけで、ただツアーについていきたいという気持ちだったので。ロンドンとブライトンで公演されて、一緒に歌ってほしいと言われたその日から、ふたりで猛練習して、衣装を買いに行ったりぎりぎりまで準備しました。佑果ちゃんは緊張しいなんだけど、楽しんじゃお!っていう感じ。私は心配性なので一語一句間違えちゃいけないってドキドキでした。ステージに立って、人生何があるかわからないなって。こんな景色を見るとは思いもしなかったし、考えてもいなかった。何かを好きって言うこと、行動することって大切だなと思いました。

私は事務所を独立してから、仕事もプライベートも自分の好きなことをしてみようという実験をしていて、細野さんがツアーをしていると聞いて、細野さんは自分の人生だから、仕事も忘れてライブに行って。そうしたらこういうことになったので、本当に人生何が起きるか分からない、人生っていいなと思いました。

細野 毎回こういう花のような方たちが見に来てくれるのがびっくりして。男性のファンが多かったのですが、最近男女問わずいろんな世代のファンが見に来てくれるようになって。彼女たちは中でも一番目立つから、ほっとけないですよ。可愛らしいとか、そういったこと以上に、彼女たちが音楽をすごく好きなことに驚いています。とてもセンスがあると思っています。
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--おふたりは同世代に細野さんのどんな楽曲を薦めますか?
希子 「ハリケーン・ドロシー」「恋は桃色」…難しい…選べないです。あ、「万引き家族」の音楽もオススメです。
佑果 私はライブで歌わせてもらった「東京ラッシュ」かな。きっと子どもが出来たら思い出として語ると思います!!
--では、もしカバーできるとしたら?
佑果 「スマイル」も好きだけど…。
希子 悩んじゃうな…コシミハルさんとのアルバムが好きです。
細野 あんまり考えなくていいんじゃない。何かやるとしたら、ふたりをプロデュースすると思うよ。僕は。

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