戸田恵梨香「なんで私はこんな声が低いんだろう」と苦笑い 森七菜に“驚がく”
2019年11月2日 22:03
[映画.com ニュース] 常盤司郎監督の初メガホン作「最初の晩餐」の公開記念舞台挨拶が11月2日、東京・新宿ピカデリーで行われ、常盤監督をはじめ、主演の染谷将太、戸田恵梨香、斉藤由貴、永瀬正敏、森七菜、楽駆、常盤司郎監督が出席した。
父を亡くし、通夜の準備を進める家族が、母の作る“家族の味”を通じて、過ぎ去った時間ときずなを取り戻す。11月1日に全国58スクリーンで封切り。本作のために脚本作りも含めて、7年の構想を費やした常盤監督は「昨日からお客様で(劇場が)パンパンだと聞き、うるっと来てしまった。感謝しかないです。大好きな伊丹十三さんのお墓参りもさせていただいた」と感無量の面持ちだった。
主演の染谷は「最初にお話をいただいたのが5年前。こうして熟して、一番おいしい形でお届けできて感無量です」と挨拶。「とても素直で正直な映画。見終わったら、真っ白なパズルが完成すると思うので、どんな風景に見えるかはお客様次第」とアピールしていた。
長女を演じる戸田は、幼少期の自分を演じる森について「いきいきと輝いていて、なんてきれいなのって……。それなのに、なんで私はこんな声が低いんだろうって驚がくしました」と苦笑い。当の森は「本当にありがとうございます」と恐縮しきりだった。
新人の楽駆は「今日が人生初めての舞台挨拶です」と初々しく挨拶し、自分の成長した姿を演じる窪塚洋介について「2人だけで本読みをさせていただき、『僕はこの人になるんだな』って感慨深くて。スクリーンの窪塚さんは圧巻でした。鳥肌と涙が同時に出てきました」としみじみ振り返った。
そんな“子どもたち”の姿に、母親を演じる斉藤は「なんてすてきな家族。出演者として、最初から最後まで、最も関われる役どころだったことにも感謝している。皆が家族として、心が通じ合い、芝居にうそがないのは、常盤監督の力」。父親役の永瀬は「戸田さんは(朝ドラ撮影で)大阪で体験かと思いますが、ぜひもう一度は(ヒット御礼の)舞台挨拶ができればいいですね」とヒットに期待を寄せていた。
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