松本穂香、銭湯で会見 役作りは「毎回が試行錯誤」
2019年10月31日 16:32
[映画.com ニュース] 女優の松本穂香が10月31日、都内の銭湯で行われた主演作「わたしは光をにぎっている」の公開記念イベントに出席した。上京し、銭湯に身を寄せたヒロインが自分の居場所を見つける物語。松本は役作りについて「毎回が試行錯誤」と語った。
両親を早くに亡くし祖母と2人で長野県の民宿を切り盛りしていた20歳の宮川澪(松本)が、祖母の入院を機に上京。都会での仕事探しに苦戦し、父の親友が経営する銭湯を手伝うようになるが、銭湯が区画整理のため閉店を余儀なくされる。
NHK連続テレビ小説「ひよっこ」やauのCM出演で知られ、「おいしい家族」など出演作の公開が相次ぐ松本は「役によって工夫することはあります。例えば、お酒をやめようとか。何かを制限することで、それがお芝居に出せるんじゃないかと。でも、今回は逆に何もしなかったですね。自分に圧をかけないで“まんま”でいようと思った」と振り返っていた。
イベントには国内外の映画祭で注目を浴び、本作のメガホンをとった若手監督・中川龍太郎、主題歌「光の方へ」を手掛けたシンガーソングライターのカネコアヤノが同席。松本とカネコはこの日が初対面で、「本当にすばらしい歌。エンドロールで歌声が流れる瞬間が、表現できないほど大好きです。未来が見えてくるよう」(松本)、「やっと会えた。かわいいです」(カネコ)と感激し合っていた。
また、中川監督は「映画はいろいろな偶然で生まれるもの。これ以上最高のコラボレーションが、これからできるかわからないですが、ぜひ楽しんでもらえれば」とアピールしていた。
「わたしは光をにぎっている」は、11月15日から東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開。
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