「IT イット THE END」ペニーワイズ役、顔のバリエーションは「10種類くらい」
2019年10月24日 17:00

[映画.com ニュース]大ヒットホラーの完結編「IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」でピエロのペニーワイズを演じたビル・スカルスガルドが、演技のポイントや、ペニーワイズの内面について語った。
前作では、メイクを施した強烈な外見以外にも、不気味な笑い声、独特な存在感で見る人々に恐怖を植え付けた。完結編で再びペニーワイズを演じるにあたり、スカルスガルドは前作での経験が生かされたと振り返る。
「1作目で、アンディ・ムスキエティ監督らとペニーワイズのコンセプトについてじっくり話し合ったんだ。今回は2度目だから、お互いによくわかっている。例えば、ペニーワイズの顔のバリエーションは10種類くらいあって、それぞれに名前がついているんだ。顎を引いて笑うとか、首をひねるとかね。とても技術のいる役だから、スムーズにコミュニケーションがとれてよかったよ」
前作との違いについても話し合いを重ねたそうで、「1作目でほぼやっつけられそうになって、そんな経験はペニーワイズにとって初めてだったんだ。その仕返しをしたいと思っているけれど、彼の中にはやっつけられてしまいたいという気持ちもある。今度こそ、本当にね。そこが僕にとっては非常に興味深かった。彼は怒っている、復讐したいと思っている。その一方で無意識のうちに……いや、ペニーワイズに無意識というのがあるかどうかはわからないけれども、彼はどこかで破壊されたいとも思っているんだ」と、複雑な感情も理解しながら撮影に臨んだ。
そんなスカルスガルドの怪演について、アンディ・ムスキエティ監督は「僕らが決めたペニーワイズのコンセプトの一つに、“予測がつかない”というのがある。ここからスタートして、ビルは僕を驚かせるようなことを次々にやってくれたんだ」と絶賛する。「撮影を始める前に、僕はそれぞれのシーンをどう編集するつもりなのかビルに話している。そして、ビルにはそれぞれのテイクで違うパフォーマンスをやってもらったんだ。かなり実験的なことをやったんだけれど、予定通りにやったら生まれないものを期待していたからね」と意図を明かした。
「IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」は、11月1日から全国公開。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー