「ウォーキング・デッド」シーズン10はダリルとキャロルの関係にフォーカス
2019年10月8日 19:00
[映画.com ニュース] 米大ヒットドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン10の放送開始を前に、ショーランナーを務めるアンジェラ・カンが米エンターテインメント・ウィークリーの独占インタビューに応え、気になる最新シーズンでの展開について語った。
激動のシーズン9に続くファン待望の最新章が、今シーズンをもって同作から卒業するミショーン(ダナイ・グリラ)に焦点をあてることになるのは当然としたうえで、「でもストーリーの中心となるのは、あくまでダリルとキャロルです。それぞれの物語と2人の物語の両方でね」と明かしたカン。どうやらシーズン10では、ノーマン・リーダス演じるダリルとメリッサ・マクブライド扮するキャロルが、ストーリー展開において中心的な役割を担うようだ。
前シーズンで主人公リック(アンドリュー・リンカーン)とマギー(ローレン・コーハン)がそろって番組を去ったことにより、シーズン1からの登場人物のうち唯一の生存者となったダリルとキャロル。前シーズンのラスト、新たな敵「囁く者たち」のリーダーであるアルファ(サマンサ・モートン)に養子ヘンリーを惨殺されたキャロルについて、「あどけない少年から立派な青年へと愛情を注いで育てあげたヘンリーが殺され、ショックで打ちひしがれていたキャロルですが、今シーズンではそこから一転、燃えたぎる復讐心を胸にひた突き進む彼女の姿が描かれます。そんな友人を見たダリルが、はたしてどんな行動に出るのかは、見てのお楽しみですね」とファンの期待をあおったカンは、「ダリルとキャロルは、シリーズを通して登場した数あるキャラクターのなかでも、最も強い絆で結ばれた2人と言えるでしょう。心から信頼し、愛し合っている2人は、真の親友なのです」と2人の関係を定義する。
2人が結ばれることを願うファンがたくさんいることを認めたうえで、「恋人同士であるより友人であるほうが、むしろより親密なのではないかと思うんです」と言うカンはまた、リーダスとマクブライドが10シーズンかけて築いてきたオフカメラでの友情にも触れ、「とにかく相性が抜群で、2人のシーンを見るのはいつもワクワクします。2人が一緒にいるだけで、会話がなくともそれぞれ個人として、また仲間として共に歩んできた旅路や、その長い道のりでの過酷な経験といったものが、一目で感じ取れる。本当に美しいケミストリーですね」とうっとりした様子で語った。
「ウォーキング・デッド」シーズン10は、FOXチャンネルで10月7日午後10時から日本最速独占放送される。