クリステン・スチュワート、「トワイライト」時代振り返り「まるでハイスクール時代のよう」
2019年10月7日 15:00

[映画.com ニュース] 今年で15回目を迎えたスイスのチューリッヒ映画祭で、若手の才能に与えられるゴールデン・アイ・アワードがクリステン・スチュワートに授与された。映画祭では彼女がヌーベルバーグのアイコン、ジーン・セバーグに扮した最新作「SEBERG」が上映され、ベネディクト・アンドリュース監督とともに出席した記者会見が行われたほか、一般の観客に向けたスチュワートのティーチインも開催された。
入場できないファンが続出した満席のティーチインに現れたスチュワートは、以前に比べてかなりリラックスした面持ちで、ざっくばらんなトークを展開。俳優を始めたきっかけから、「パニック・ルーム」でジョディ・フォスターと共演した思い出、「トワイライト」から新作「SEBERG」までを振り返り、さらに次回作「チャーリーズ・エンジェル」や、現在準備中の監督作、「The Chronology of Water」について語った。
「トワイライト」について、今でも共演者たちと集まったりする機会はあるかと尋ねられると、「みんなで一緒にというより、それぞれと繋がりがあるわ。あのシリーズにはまるでハイスクール時代のように思い出がたくさんある。ロブは素晴らしい。今も頑張っていて、それは素敵なことだと思う」と、元恋人のロバート・パティンソンについて屈託なく語った。
アンドリュース監督の「SEBERG」は、ゴダールの「勝手にしやがれ」で世界的に有名になったジーン・セバーグが、その後アメリカでブラックパンサーに傾倒し、FBIから執拗にマークされた時代に光を当てる。ヒューマニストでレイシズムに反対し、自身の意見をはっきり主張したヒロインを、スチュアートが現代的な強さとしなやかさで演じる。スチュワートはセバーグについて、「以前は『勝手にしやがれ』を見ていた程度だったけれど、アンドリュース監督のおかげで彼女について詳しく知ることができた。実在の人物を演じるのはこれまでと異なる経験で、彼女は特にアイコンだった。ヘアカットや衣装などもこだわって役作りをしたわ」と語った。また新生「チャーリーズ・エンジェル」について司会者から、「意外な選択ですね」と問われると、「これまでシリアスな映画をやってきたけれど、こういう映画もとても楽しい。エリザベス・バンクス(監督、脚本)のアイディアで、スーパーヒーローの要素と同時に、おバカで可笑しい面もあり、もちろん女性たちの連帯も描かれる、最高に楽しい映画よ」とアピールした。
この日会場には若い女性が多く、客席からは、「あなたはタトゥーがたくさんありますがどんな意味があるのですか」というパーソナルな質問や、「女優になるための、あるいは夢を追いかけることに対してアドバイスを下さい」といった要望もあり、彼女たちからアイコンとして見られていることを感じさせた。(佐藤久理子)
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
人生に迷ったとき、この映画が“効く”だろう。すべての瞬間が魂に突き刺さる体験が待っている
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ