クリント・イーストウッド新作、12月全米公開で賞レース参戦
2019年10月2日 11:03
[映画.com ニュース] 米ワーナー・ブラザースが、クリント・イーストウッド監督の新作「Richard Jewell(原題)」を12月13日に全米公開すると発表し、同作が賞レースに参戦することが明らかになった。
新作は、「ブラック・クランズマン」「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のポール・ウォルター・ハウザーが主演。1996年のアトランタ五輪開催中に爆弾を発見したことで、人生を大きく狂わされた警備員リチャード・ジュエル氏の実話を描く。巡回中に爆弾の入った不審なリュックサックを見つけ、多くの犠牲を未然に防いだジュエル氏は、不可解な点があるとして英雄から一転、マスコミからテロ容疑者扱いされた。のちに真犯人が捕まり無実は証明されたものの、報道によって人生を踏みにじられたジュエル氏は、2007年に44歳の若さで心臓発作により死去した。
ハウザーのほか、サム・ロックウェルがジュエル氏の弁護士役、キャシー・ベイツがジュエル氏の母ボビー役で共演し、オリビア・ワイルドが事件を報じた実在のレポーター、キャシー・スクラッグス役、ジョン・ハムがFBI捜査官役を演じる。
脚本は「キャプテン・フィリップス」のビリー・レイが執筆。当初主演を務める予定だったジョナ・ヒルとレオナルド・ディカプリオ、ティム・ムーア、ジェシカ・マイヤー、イーストウッドが共同で製作を手がけている。