ダニエル・クレイグ×クリス・エバンス! A・クリスティに捧げるミステリー、20年1月公開
2019年10月1日 08:00
[映画.com ニュース] ダニエル・クレイグと、クリス・エバンスが共演を果たしたミステリー「ナイブズ・アウト(原題)」が、2020年1月に公開されることがわかった。「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」のライアン・ジョンソン監督が、自らファンだと公言するミステリーの女王アガサ・クリスティに捧げるオリジナル脚本を執筆。あわせて海外版予告編と場面写真がお披露目された。
クレイグ扮する名探偵が世界的ミステリー作家の殺人事件の謎に挑み、容疑者となった家族のもつれた関係を解き明かしていく本作。「007」シリーズの6代目ジェームズ・ボンド役で知られるクレイグ、「アベンジャーズ」のキャプテン・アメリカ役で人気を博したエバンスのほか、アナ・デ・アルマス、ジェイミー・リー・カーティス、トニ・コレット、ドン・ジョンソン、マイケル・シャノン、ラキース・スタンフィールド、キャサリン・ラングフォード、ジェイデン・マーテル(ジェイデン・リーベラーから改名)、クリストファー・プラマーら豪華キャストが顔をそろえた。
第44回トロント国際映画祭でワールドプレミア上映され、米批評家サイト「Rotten Tomatoes」では98%(9月30日時点)というハイスコアを獲得。「間違いなく今年一番のエンタメ映画」「アガサ・クリスティーの現代版、一級品!」という評価が寄せられた。「10代のころからアガサ・クリスティーの根っからのファン」だというジョンソン監督は、「アガサの推理物の要素を全部詰め込もうとした。豪華キャスト勢ぞろいで、ヒッチコックのスリラーの要素も絡めながら、設定は現代のアメリカになっている」とアピール。正統派ミステリーに独自のユーモア、現代社会への鋭い視点を盛りこんだという。
予告編では、不敵な笑みで「何もかも疑わしい」と呟く名探偵ブノワ・ブランら一癖も二癖もあるキャラクターたちが登場。「キャプテン・アメリカ」シリーズのスーパーヒーローから一転、周囲を罵倒する放蕩息子役を務めるエバンスの怪演が、強烈なインパクトを残している。さらに床に散らばる薬、顔の上を這う蜘蛛、注射器など謎めいた要素も活写。フランク・シナトラによる「I'm Gonna Live Till I Die」が軽快に盛り上げ、極上のミステリーに期待が高まる映像となった。
「ナイブズ・アウト(原題)」は、20年1月に全国で公開。
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