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ハンディキャップを持つ俳優たちの熱演が光る! スペイン発の大ヒット作、予告完成

2019年9月29日 09:00

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ハンディキャップを持つ人々により結成されたバスケチームの活躍を描く
ハンディキャップを持つ人々により結成されたバスケチームの活躍を描く
(C)Rey de Babia AIE, Peliculas Pendelton SA, Morena Films SL, Telefonica Audiovisual Digital SLU, RTVE

[映画.com ニュース]スペインで2018年の興行収入ランキング第1位となった映画「だれもが愛しいチャンピオン」の予告編が公開された。プロバスケットボールのコーチと、ハンディキャップを持つ人々により結成されたバスケチーム「アミーゴス」の間に芽生えた絆が、ユーモラスに映し出されている。

スペインのアカデミー賞と言われる第33回ゴヤ賞で作品賞を含む3部門を制し、第91回アカデミー賞外国語映画賞のスペイン代表に選出された本作。日本でも6月から7月にかけて開催されたスペイン映画祭2019で上映され、話題を呼んだ。「アミーゴス」のメンバーを演じたのは、オーディションで600人の中から選ばれた、実際に障がいを持つ10人の俳優たち。既に完成していた脚本を、10人に当て書きする形で改稿したという。

プロバスケットボールのコーチ・マルコ(ハビエル・グティエレス)は、負けることが大嫌いなアラフォー男。短気な性格が災いして問題を起こし、チームを解雇されてしまった上に、飲酒運転事故が重なり、判事から社会奉仕活動を命じられる。そんな因果で知的障がい者のチーム「アミーゴス」を指導することになったマルコは、最初はメンバーの自由過ぎる言動に困惑していたが、やがて彼らの魅力に触れ、ともに全国大会へと挑んでいく。

予告編の冒頭では、「職無し、免停、別居中……」というマルコの散々な“現状”が活写される。人生に行きづまった彼の前に現れたのは、バスケの腕前はいまひとつだが、愛らしく憎めない「アミーゴス」の面々。予測不能の言動に頭を抱え、「父親役はゴメンだ」と呟くマルコだったが、彼らの純粋さや情熱に少しずつ心を解きほぐされていく。終盤では本気で勝利を目指すチームの姿とともに、笑顔で涙を流すマルコの表情があたたかく切り取られている。

だれもが愛しいチャンピオン」は、12月27日から東京のヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開。なお、メガホンをとったハビエル・フェセル監督が、11月下旬に来日する。

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